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工藤阿須加、テレ東SPドラマ『永遠の0』出演「伝えていかなければ」

 元プロ野球選手の工藤公康氏の長男で俳優の工藤阿須加(23)が、来年放送されるテレビ東京開局50周年特別企画 スペシャルドラマ『永遠の0』に出演することがわかった。戦争について勉強したいと、自ら鹿児島の知覧特攻平和会館を訪れたこともある工藤は「次の世代に伝えていかなければいけない、と改めて気付かされました」と強い思いを込める。

テレビ東京開局50周年特別企画スペシャルドラマ『永遠の0』(2015年放送)飛行予備学生・武田貴則役で工藤阿須加が出演(C)テレビ東京

テレビ東京開局50周年特別企画スペシャルドラマ『永遠の0』(2015年放送)飛行予備学生・武田貴則役で工藤阿須加が出演(C)テレビ東京

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 工藤が演じるのは、主演の向井理(32)扮する主人公・宮部久蔵の教え子の飛行予備学生・武田貴則(戦時中)。上官に殴られながらも、訓練中に事故死した仲間の飛行学生をかばい続ける姿を見て、宮部を尊敬するようになる。九州に転属する宮部を見送るシーンでは、自然と涙があふれた。向井と初めて芝居で向き合い、「自然と気持ちが出てきて、芝居に集中できました。尊敬する役者さんでもあったので、共演できてうれしかった」と充実した撮影をうかがわせた。

 2013年にV6・岡田准一主演で映画化もされた小説家・百田尚樹氏の同名小説(太田出版刊)をドラマ化。祖父の歴史を調べる孫の視点から、「臆病者」「卑怯者」と酷評される一方で、天才的な操縦技術を持っていた特攻隊員・宮部久蔵の真実の姿を探るべく、現代と過去を交錯させながら綴った原作により忠実な脚本で描く。

 同作を通して工藤は「考え方が変わったというより、改めて考えさせられました。家族とか大切な人のために戦った人たちがいたからこそ、今、日本は平和だと思うので、そういうのを無駄にしてはいけない、忘れてはいけないと思っています」と話していた。

 同ドラマではほかに、宮部を「殺したいほど憎んでいる」凄腕のパイロット・景浦介山(戦時中)役に歌舞伎俳優の尾上松也、宮部が“ある約束”を託す大石賢一郎役(戦時中)に中村蒼、通信兵・村田保彦役に渡辺大の出演が発表されている。

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  • テレビ東京開局50周年特別企画スペシャルドラマ『永遠の0』(2015年放送)飛行予備学生・武田貴則役で工藤阿須加が出演(C)テレビ東京
  • 工藤阿須加が演じる武田と向井理演じる宮部とは生徒と教官の関係(C)テレビ東京

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