山田洋次監督と女優の松たか子らが15日、都内で行われた映画『小さいおうち』の製作記者会見に出席した。
同作は中島京子氏の第143回直木賞受賞作を映画化。東京の赤い三角屋根の“小さいおうち”を舞台に起こる恋愛事件が見どころとなる。山田監督は初挑戦となるロマンス作品に「こんなことは今までなかった気がする。何とも言えない色気の向こうに不安が隠されている。僕にとっても初体験の世界を恐る恐る撮っている感じ」と心境を語り、「すぐにでも作りたいという気持ちにさせられたのは初めて」と本作に期待を寄せている。
また、映画業界でのデジタル化に対し、山田監督はフィルムでの撮影にこだわり、「この1年、どんなに悩んだか。そのことによって、映画表現が豊かになったのかというのが問題です。むしろ、これは合理化。フィルムで育った人間としては、腹立たしく思えて仕方がない」と本音を吐露。「僕は、生きている内はフィルムにしようと思う。編集技師や録音技師たちと一緒に仕事をしていこうと思っています」と監督としてのこれからの方向性を断言した。
約9年ぶりに山田組の撮影に参加している松は、「監督をはじめ、もちろんスタッフ、共演陣の皆さんに、時子にしてもらっている感じで、とても幸せ」と満面の笑み。同じく俳優の吉岡秀隆も約9年ぶりに山田監督とタッグを組み、「なにも変わってないことに驚いてます。変わらないことが魅力なんだと思います」としみじみと語っていた。
会見にはそのほか、黒木華、妻夫木聡、片岡孝太郎、倍賞千恵子が出席。同作は2014年1月公開。
同作は中島京子氏の第143回直木賞受賞作を映画化。東京の赤い三角屋根の“小さいおうち”を舞台に起こる恋愛事件が見どころとなる。山田監督は初挑戦となるロマンス作品に「こんなことは今までなかった気がする。何とも言えない色気の向こうに不安が隠されている。僕にとっても初体験の世界を恐る恐る撮っている感じ」と心境を語り、「すぐにでも作りたいという気持ちにさせられたのは初めて」と本作に期待を寄せている。
また、映画業界でのデジタル化に対し、山田監督はフィルムでの撮影にこだわり、「この1年、どんなに悩んだか。そのことによって、映画表現が豊かになったのかというのが問題です。むしろ、これは合理化。フィルムで育った人間としては、腹立たしく思えて仕方がない」と本音を吐露。「僕は、生きている内はフィルムにしようと思う。編集技師や録音技師たちと一緒に仕事をしていこうと思っています」と監督としてのこれからの方向性を断言した。
約9年ぶりに山田組の撮影に参加している松は、「監督をはじめ、もちろんスタッフ、共演陣の皆さんに、時子にしてもらっている感じで、とても幸せ」と満面の笑み。同じく俳優の吉岡秀隆も約9年ぶりに山田監督とタッグを組み、「なにも変わってないことに驚いてます。変わらないことが魅力なんだと思います」としみじみと語っていた。
会見にはそのほか、黒木華、妻夫木聡、片岡孝太郎、倍賞千恵子が出席。同作は2014年1月公開。
コメントする・見る
2013/04/15