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園子温監督、染谷将太と二階堂ふみに辛口採点

 園子温監督の新作映画『ヒミズ』の公開初日舞台あいさつが14日、都内で行われ、同作でベネチア国際映画祭で日本人初の快挙となる最優秀新人俳優賞をW受賞した主演の染谷将太二階堂ふみが登壇した。二人とおそろいの『ヒミズ』Tシャツを着て壇上に立った園監督は、体を張って役柄にぶつかった二人の出来を問われると、「染谷は65点、二階堂は64点」と辛口の採点をした。

左から園子温監督、染谷将太、二階堂ふみ

左から園子温監督、染谷将太、二階堂ふみ

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 その後、撮影中の現場での採点は「染谷は45点、二階堂は4点」だったというエピソードも語られ、点数の大幅アップに二人は大照れ。さらに点数の理由を「これからふたりとも役者として大きくなると思うので、『いまがピークじゃないぞ!』ということでこの点数にしました。最初の出足が染谷くんのほうが上だったので、男と男の友情も踏まえて、1点だけ差をつけさせてもらいました。二階堂さんのほうが低いほうがおもしろいかなと思って(笑)」(園監督)。厳しいと言われる園監督からの評価を素直に喜ぶ初々しい二人の様子に、会場からは和やかな笑いが起こった。

 また、原作者・古谷実氏からの「あなた達のおかげです ありがとうございます」と描かれた直筆メッセージボードがサプライズでプレゼントされ、二人は初日を迎えたこととともに喜びを噛み締めていた。

 映画『ヒミズ』は、ある“事件”をきっかけに「普通の人生を全うすること」を諦めた二人の15歳が必死に生きていこうとする姿を暴力、愛、希望とともに描く衝撃作。

■二階堂ふみインタビュー
『自分を捨てて、体と声を貸して――女優として大きく変われる』

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  • 左から園子温監督、染谷将太、二階堂ふみ
  • 古谷実氏から贈られた直筆メッセージボード

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