• ORICON MUSIC
  • ドラマ&映画
  • アニメ&ゲーム
  • ホーム
  • 芸能
  • 気だるい女子高生の日常描くイラストレーター・ダイスケリチャード 「モデルは原宿や渋谷の女の子」

気だるい女子高生の日常描くイラストレーター・ダイスケリチャード 「モデルは原宿や渋谷の女の子」

 気だるい女子高生を繊細に描く特徴的なイラストで、若い女性を中心に人気を集めているイラストレーターのダイスケリチャード氏。三月のパンタシアのCDジャケットイラストや、ヴィレッジヴァンガードとコラボしたアパレルグッズを展開するなど、多方面に活動の場を広げている。

原宿や渋谷の女の子など日常の発見をイラストに

  • 三月のパンタシアのアルバム『ガールズブルー・ハッピーサッド 【ガールズブルー・ハッピーサッド盤 (初回生産限定盤)】』

    ボーカル「みあ」を中心としたクリエイターユニット・三月のパンタシアのイラス トを手がける。画像はアルバム『ガールズブルー・ハッピーサッド 【ガールズブルー・ハッピーサッド盤 (初回生産限定盤)】』

──独特の色使いや斬新な構図、表情や顔そのものが描かれることがほぼないにもかかわらず、想像力を喚起する若い女性たちの存在感が魅力的です。創作活動にあたって、影響された画家や写真家、イラストレーターさんなどはいますか。
ダイスケリチャード(以下、ダイスケ)今の自分の絵について、影響されたかなっていう人は、実はいません。格好をつけているわけではなく、インプットが極端に少ないんですよね。画集も写真集も、本当に数冊しか持っていません。マンガもほぼ読まないし、アニメもさほど観ません。映画もドラマも、積極的には観ない。テレビならバラエティは頭を使わずに楽しめるから好きなんですけど。もともと、家庭の文化がそうだったから、そういう体質になったというか。実家にDVDプレーヤーはありましたけど、誰も映画やドラマをレンタルしてこないという環境でした。

──物語に依存しないというか、必要としないという感じでしょうか。
ダイスケエンタメ、娯楽として楽しみたいなら、なるべく頭を使わずにいたいというか。でも、姉がバンドをやっていたりして、音楽DVDとかは実家にいっぱいあったんです。ですから、マンガ家さんとか他のイラストレーターさんではなく、好きなバンドの良いなと思う部分をイラストに取り入れることは確実にしていると思います。活動の見本、スタイルの参考にしている。そういう意味での影響でいえば、音楽からのものが8割くらいには達しているでしょうね(苦笑)。
  • 今年4月には描き下ろし・新作・未収録の最新作を集めたアートワーク本を発売。作画メイキングや自身のスタジオ風景、作品解説などが収録されている(刊・玄光社)

    今年4月には描き下ろし・新作・未収録の最新作を集めたアートワーク本『水槽』を発売。作画メイキングや自身のスタジオ風景、作品解説などが収録されている(刊・玄光社)

──そうすると、作品のヒントやインスピレーションは、どこから得ているのですか。
ダイスケ作品に触れて作品を作るというのではなく、日常を過ごしていて、発見したことを作品にします。「あのポーズかわいいな」という発見もありますし、街で女の子を見て「あそこにファスナーが付いてる制服もあるんだ」と思ってメモするなど。原宿や渋谷は自分のイメージするビジュアルの人が多い。吉祥寺とかもそうですね。フィギュアを眺めていて「この角度からはこう見えるのか、面白いな」と思って絵に応用したりとか。ポージング模型なども参考にすることはありますけど、どうしてもわからない、腑に落ちない場合くらい。自分の絵柄というのは、リアリティも大事なので、ここの関節がどう動いて描きたい視点からはどう見えるのか、確認するために使ったりはします。メモする場合は、スケッチではなく言葉。ですから、後で読むとまったく意味がわからないケースもよくありますよ。ポツンと「クサリガマ」とだけメモしてあって、いったい何を見たのかと思って(笑)。

──昨年半ばまで、一般企業のデザイン関連の部署に籍を置きつつ、イラストレーターとしての活動を続けていたと聞いています。本格的に絵を描き始めたのはいつ頃でしょうか。
ダイスケ実は何度か分断しています。最初は小学生の頃。お年玉でペンタブレットを買って、「お絵かきチャット」に参加したりしていましたが、どうも他の参加者の方々と年齢や興味などがまったく合わずに、すぐ辞めてしまって。次は高校生の頃、周囲から絵を褒められるのでその気になって、小遣い稼ぎの感覚で、同人活動といいますか、ダウンロード販売できる場でイラストを発表するような活動をしていました。専門学校を卒業するタイミングで、それも辞めてしまって。小学校時代はもちろんですが、高校生の頃の絵も、まったく今とは画風が異なります。
──専門学校で絵をきちんと学び直したということ?
ダイスケいいえ、デッサンを教えるような学校ではなくて。グラフィックデザインについての基礎的なところを学んでいました。IllustratorやPhotoshopの使い方などですね。絵そのものはやはり独学のままです。

──いったん就職して、なぜまたイラストを描き始めたのでしょうか。
ダイスケ就職したその年の冬に、また描き始めたんですが、明確なきっかけはないんですよ。働いていたのはかなりホワイトな会社で、夜8時前くらいにはもう家にいたりして、やることもない。アニメも映画もドラマもさほど興味がないので(苦笑)。イラスト制作の環境はデザイン業務とほぼ共通しているわけですし、ツールはあるし時間もある。じゃあやろうかなと。そのことを友人に話したら、じゃあ誰も知らないところからスタートして、どこまでのし上がれるか試そうぜ、という非常に適当なノリでした。本名の「ダイスケ」と組み合わせて検索トップに来るようなキャッチーな英名を探して「リチャード」に決定して。THE YELLOW MONKEY の吉井(和哉)さんがYOSHII LOVINSONと名乗られていた時期もあったし、かっこいいかなとか。当時は、まさかその後、フリーランスになってイラストで生活するようになるとは考えてもいませんでした。でも、これでどこまで広がるんだろう、と確実にワクワクはしていましたね。

提供元: コンフィデンス

【最新号】コンフィデンス 2019年10月7日号 詳細はコチラ バックナンバー 一覧

最新号コンフィデンス2019年10月7日号

<COVER STORY>
古澤佳寛氏(STORY 代表取締役社長)
中国から北米、日本のクリエイティブを世界へ
「市場が広がれば解決できることは多い」

<SPECIAL ISSUE>
完全保存版
2019年下半期
新人パーフェクトリスト

お問い合わせ

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!

 を検索