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韓国エンタメ&ライフスタイル文化の世界進出で成功する『KCON』

 5年目を迎えた世界最大級のK Cultureフェスティバル『KCON 2019 JAPAN』が5月17日〜19日の3日間、千葉・幕張メッセで開催され、過去最大となる8.8万人を動員。会場には10〜20代女性の来場者が目立ち、K-POPや韓流ドラマのほかフードやコスメなど、若い世代における韓国文化への関心は、これまでよりもさらに高まっていることが示された。

アーティストとコマースを結合するコンベンションプログラムも盛況

 2015年にスタートした『KCON』の来場者数は、15年の1.5万人から16年には3.3万人へ。その後も17年4.85万人、18年6.8万人と年々その規模を拡大。今年は8.8万人と過去最大動員を記録した。また、18年は来場者全体の69%が10〜20代となり(16年は39%)、若い世代に圧倒的な支持を受けるイベントへと成長してきていることがわかる。

 そうしたなか今年は、幕張メッセのコンベンションエリアを例年より1ホール拡大。ビューティ、音楽、フード、ファッションなどさまざまなK-Cultureをテーマにした236ブースと267プログラムが実施され、こちらも過去最大規模で開催された。
 そのなかの今回初の試みとなった、KビューティやファッションをテーマにK-POPアーティストとコマースを融合するコンベンションプログラム「KCON GIRLS」も盛況だった。IZ*ONEが、イメージモデルを務めるコスメブランド「colorgramTOK」のブースを訪問した後には、現地販売分が即日完売。来場者の満足度を高めるとともに、関連商材の購買促進にも一役買うことでビジネスとしても成功させており、女性にターゲティングしたさまざまな一般商材とエンタテインメントを連動させるイベントビジネスの可能性も示した。

文化輸出に注力を図る韓国ならではの興味深い成功事例

 これまでに東南アジアや中南米、中東、ヨーロッパでも不定期に開催されてきている『KCON』。今年はこの先、アメリカでは6月にNY、8月にLA、9月にはタイのバンコクで開催される。音楽をメインに据えて、エンタテインメントからライフスタイル全般まで広くクロスオーバーさせながら、パッケージとして世界に発信し、それぞれの国のメインストリームの文化としての位置づけに切り込むことをめざしている。

『KCON』を総括する韓国CJ ENM社の音楽コンテンツ本部長シン・ヒョングァン氏は、今回の日本での成功を踏まえ「今後の『KCON』開催地ごとの韓流特性を考慮し、現地の韓流ファンに最適化された新規事業を推進していく。各国での韓流拡大のため引き続き努力していきたい」と意気込んでいる。

 エンタテインメント産業、文化の世界進出のツールのひとつとして、産業を越えた官民一体の取り込みとなる大型イベント。その規模、成長速度ともに、文化輸出に注力を図る韓国ならではの興味深い成功事例といえるだろう。

『KCON 2019 JAPAN』×『M COUNTDOWN 字幕版』

CS放送『Mnet』にて放送/動画配信サービス『Mnet Smart』より配信
【字幕なし版】5月30日(木)18:00〜日韓同時放送
【字幕版】6月27日(木)23:15〜放送
※字幕版は『Mnet Smart』にてVOD配信予定
■『KCON 2019 JAPAN』公式サイト(外部サイト)
(C)2019 CJ ENM ALL.RIGHTS RESERVED

提供元: コンフィデンス

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