阿部寛、50代でつかんだ新たな代表作 『下町ロケット』で開花した平凡な男役の存在感
池井戸潤映像作品のなかでも、映像映えのするドラマ
さらに年始番組がひしめき合うなか、連ドラから続くスペシャルドラマとして最終話の続きが描かれた1月2日放送の新春ドラマ特別編『下町ロケット』も14.0%と高視聴率をマーク。同日のTwitterの日本トレンドでも「#下町ロケット」が1位になるなど、まさに有終の美を飾った形となった。
そんな同作に対して、「ドラマバリュー」には、「前作に続いて今シリーズも楽しめた。まだまだ観たいと思えるドラマ」(女性20代/香川県)、「佃製作所の今後が気になる」(女性40代/千葉県)と、続編を待ち望む多くの女性からの声が寄せられた。
また、「原作も読み応えがあったが、ロケットの打ち上げや広大な田んぼなどが壮大なスケールの映像で楽しめたのがよかった」(男性50代/埼玉県)というコメントにもあるように、数多く映像化されている池井戸潤作品のなかでも、『下町ロケット』はひときわ映像映えのするドラマともなっていた。それが多くのドラマ版ファンを生み出す魅力の1つとなった。
現役世代の共感を得た、仕事に賭ける男たちの濃密な人間ドラマ
なかでも下町の中小企業でありながら、ライバル企業や大企業とも正々堂々と渡り合う佃製作所の従業員たちの奮闘ぶりに、「力を合わせてピンチを乗り越えていく姿に感動した」(女性50代/埼玉県)、「がんばっている人が報われるスカッとする展開に励まされた」(男性40代/愛知県)、「佃製作所の熱い社風が好き」(女性50代/千葉県)と、とくに現役で仕事をする世代から多くの共感を得ていたようだ。