岡田将生「役と心中する覚悟」の熱演が高評価 『昭和元禄落語心中』満足度急上昇
第2回放送から満足度ポイント急上昇 落語ブーム再来の予感
脚本は連続テレビ小説『マッサン』の羽原大介氏、演出は映画監督のタナダユキ氏が手がけ、落語ファンだけでなく、ドラマファンも魅了する濃厚にして豊穣なヒューマンドラマになっている。
威風堂々とした岡田将生の圧巻の落語が高評価
岡田は今作のオファーを受けたときに「生半可な気持ちではできない」と出演を迷ったことを明かしている。しかし、「落語を知り、落語を愛さないとできない役」であることを承知のうえで、「やりたいと思う気持ちが強くなり、この役と心中したい」と決意し、落語の稽古に打ち込んでいた。そんな覚悟と努力が実を結んだ名演は、落語ファンをも驚かせる出来栄えとなり、奥行きのある人間ドラマとして見事に成立させることで、視聴者の心をしっかりとつかんでいる。岡田は本作を通して「落語を知れば知るほど好きになっています」と語っており、そんな本人の気持ちも役柄とシンクロし、画面に映し出されているのかもしれない。
一方、その物語性や作品の落語への向き合い方を評価する声も多い。「原作を読んでストーリーは知っているけど、ドラマはまた違うおもしろさがある。毎週観たくなる内容になっていて楽しみ」(30代女性/埼玉)、「謎めいていて力のあるストーリー。とても先が気になる」(40代男性/滋賀)、「落語ファンですが、毎回見入ってしまう。もっと落語シーンを長く観てみたい」(40代女性/神奈川)、「落語を真剣に扱っていることを評価したい」(50代男性/千葉)など、テーマやストーリー性、キャストの演技などを総合した、ドラマそのものの力強さを感じている視聴者の意見も目立っている。
ドラマは全10回。後半はサスペンスフルな展開に入っていくようだが、岡田名人の落語とともにその世界を生き抜いた落語家たちの豊穣なヒューマンドラマを楽しみたい。