吉本興業、日中共同エンタメ教育機関設立へ 中国・CMCと提携
21世紀最大の市場である中国と人材育成から産業創出へ取り組む
大崎氏は今回の提携の経緯を「エンタテインメントと新しい科学技術を融合したような参加型、体験型の学びというのがあるはず。それを一緒に作らないかとリー総裁に提案しました。我々には、沖縄ラフ&ピース専門学校があり、MCIPの滋慶学園グループのネットワークもある。21世紀最大のマーケットである中国と一緒に、第三国への展開も視野に入れたエンタテインメント人材育成から、その出口となる産業も創出できたらおもしろい。会社をあげて振り切ろうと思っています」と語る。
吉本興業では、本提携はメディアやコンテンツといったエンタテイメント産業における日中の経済交流だけでなく、世界の文化交流、日本文化の世界への発信につながるほか、政府が推進するクールジャパン戦略にも合致し、日本経済の発展に貢献できるとする。
さらに「日本を代表するエンタテインメント企業の吉本興業と、中国を代表するエンタテインメント・コングロマリットのCMCというエンタテインメント産業同士が、文化交流から一歩上がったステージで相互に協力して、日中と第三国で東洋のハリウッドを作りましょう、そのための人材養成を日中協力してやりましょうというのは、新しい時代を感じさせます」と評価する。