【ドラマ満足度】『ハゲタカ』全話平均62.9Pt、最終章は「話数が足りない」との声も
2007年に大森南朋主演でNHKがドラマ化し、数々の賞を受賞。2009年には映画化もされたということで、世間的には主人公・鷲津のイメージは大森が定着していた。それにも関わらず、この作品にチャレンジした綾野とテレビ朝日だけに、視聴者の評価も気になるところだった。
しかし、その不安は第2章(4話〜6話)で杞憂となる。第2章では、大手電機メーカー・あけぼのの買収をめぐり、PCメーカー・ファインTD社長・滝本(高嶋政伸)と壮絶な株の買い占め合戦を展開。この人が演じると、その憎たらしさが輪をかけて凄みを増す、高嶋の見事な演技で話題をさらい、ドラマバリューも4〜6話の平均71.3Ptに。7月クールの上位作品に名乗りを挙げる快進撃となった。
そうした追い風のなか始まった第3章(7話〜8話)。ここでどのぐらい評価を上げるのか注目したが、結果的には7話〜8話の平均は68.0Ptとやや失速。これについてドラマバリュー回答者のコメントを見ると、「あともう少し話数が必要な内容だったような気がする」(50代男性/愛知)、「展開が早かった。もう少しじっくり観たかった感じ」(30代女性/東京)などと、2話で終わりになったことに対する残念な意見が散見された。