第22回釜山国際映画祭『韓国スター不在、存在感を放った日本映画』
各部門への招待作品が多いほか特集上映2本も
また、会期中の舞台あいさつやアウトドアステージなどでのトークイベントには、蒼井優や菅田将暉、行定勲監督など韓国でも人気の日本人俳優や監督が多数ゲスト参加して会場を盛り上げるなど、日本映画が存在感を放っていた。
背景に日韓双方の映画界の思惑が合致した動き
その根底には、韓国を含めアジアにおいてコツコツと築き上げてきた、映画を含む日本コンテンツの強さがある。間もなく開催される東京国際映画祭では、世界中の良質な映画が集まるなかで、日本の新作も多く出品される。BIFFでにじませたアジアのなかでも際立つその強さに、より注目が集まることを期待したい。
(文:編集部・武井保之)