アスリート系PHEV
システム最高出力680PSを誇る高性能SUV「メルセデスAMG GLC63 S Eパフォーマンス」が上陸。「One man, One engine」主義に従って熟練のマイスターが手作業で組み上げる2リッター直4ターボエンジンと、F1由来の電動化技術が織りなす走りを確かめた。
GLCに2種類のPHEV
メルセデス・ベンツのミドルサイズSUV「GLC」のカタログを見ると、4つのグレードのうち2つ、つまり半分がプラグインハイブリッド車(PHEV)であることがわかる。一台は「GLC350e 4MATICスポーツ エディションスター」で、もう一台はメルセデスAMG GLC63 S Eパフォーマンスだ。
どちらも2リッター直4ガソリンターボエンジンと電気モーター、外部電源から充電可能な駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載するというのは共通だが、GLC350eが998万円であるのに対して、GLC63は1780万円とほぼ倍の値段に跳ね上がる。
システム出力は前者が313PSなのに対して、後者は680PSと、こちらは倍以上。一方、電気だけで走る、いわゆるEV走行の距離は、GLC350eが118kmを誇るのに対して、GLC63はたったの16kmと逆転。それもそのはずで、バッテリー容量を確認すると、前者が31.2kWh、後者が6.1kWhと大きな違いがあるのだ。
おかげで、ひととおり撮影を終えた試乗車のGLC63を受け取り、まずはEV走行を試そうと走行モードを「ELECTRIC」に変更しようとしたら、バッテリー残量が足りず、ELECTRICには切り替わらなかった。そのときは、直前まで運転していた編集部のSさんがGLC63の高性能を楽しみすぎたのかと思ったが、実のところはEV走行の航続距離が短かったのだ。Sさん、疑ってゴメンなさい。...