名実ともにプレミアム
「NX」「LX」と新世代モデルが好評なレクサス。これらに続いてラグジュアリーSUVのパイオニアをうたう「RX」もフルモデルチェンジを遂げた。新開発のターボハイブリッドを搭載した「500h“Fスポーツ パフォーマンス”」の仕上がりをリポートする。
大黒柱の5世代目
RXこそレクサスを代表するモデルである。1998年に北米向けのラグジュアリークロスオーバーSUVの先駆けとして生まれた初代からの累計生産台数は約362万台(95の国と地域)、今も年間22万台(2021年)を売り上げる。レクサスのグローバル生産台数は76万台だったから、RX一車種でその3割を占める文字どおりの大黒柱である。ちなみに昨年の国内販売は約5.1万台と前年より盛り返したが(それでもなお北米の約33万台、中国23万台と比べると大きな開きがある)、そのうち1万台がRXだ。日本市場でも最重要の基幹モデルなのである。
5代目となる新型RXはパワートレインもプラットフォームも一新された。パワートレインは3種類で、T24A-FTS型2.4リッター4気筒ターボ+8段ATとA25A-FXS型2.5リッター4気筒+モーター2基のプラグインハイブリッド、そして今回紹介する2.4リッターターボ+モーター2基+6段ATによるハイブリッドである。モデルナンバーはそれぞれ「RX350」「RX450h+」「RX500h」となる。ガソリンターボ車のRX350にのみFWD/AWDが設定されるが、ターボハイブリッドとプラグインハイブリッドは後輪モーター駆動によるAWDモデルのみとなる。
フロントに2.4リッター4気筒ターボとモーターを組み込んだ6ATを積み、リアには高出力モーター「eAxle」を搭載するのがRXシリーズの最強力バージョンたる500h“Fスポーツ パフォーマンス”である。500hには“Fスポーツ パフォーマンス”のみ、と割り切りがいいが、5リッターV8エンジンを積む「IS500」の“Fスポーツ パフォーマンス”と「h」の有無だけでほとんど同じだから、ずいぶんと武闘派なのかと勘違いされないかと心配にもなる。洗練されたラグジュアリーSUVであれば、この機会にSUV系だけでもモデル名のルールを見直してもよかったのではないか。...