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SixTONES松村北斗、リアルな恋愛で“ウソ”はNG「至って平常心でいたい」【インタビュー】
今作は、累計発行部数190万部を突破し、2012年度『このマンガがすごい!オンナ編』にランクイン、2015年には第39回講談社漫画賞・少女部門にもノミネートされた金田一蓮十郎氏の大人気コミック『ライアー×ライアー』(講談社「KCデザート」刊)を実写化。湊には超不愛想で“ツン”の態度をとっている透と、女癖の悪い透を毛嫌いする湊、険悪ムードの2人だが、ある日、透は、湊がひょんなことから金髪の女子高生となった姿に遭遇。正体に気づかずに恋をしてしまい、湊は自らを“みな”と名乗って交際を始めることとなる。
(C)2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
松村北斗最初はラブコメを演じる雰囲気が自分にあるかな、とびっくりしました(笑)。自分がキュンとするような強いせりふを言って、キャー!というのを全く想像できず不安でした。でも脚本を読んでみたらそういうラブコメではなくて、壁ドンも、ドS俺様せりふがあるわけでもなく、素直なセリフで描かれていたので、安心しました。ストーリーも面白いので、自分が迷いなく演じればいい作品になると思いました。
――漫画原作ということについてはどのように感じられましたか。
松村北斗やっぱり、二次元のものを三次元化するというハードルはどれだけ時が経ってもあるものだと思います。原作も、何度も読みました。原作から三次元化するにあたって変更した部分が“進化した”と見えたらいいなと。ストーリーも、キャラクターも同じなので、つながっている部分はありますし、隠れポイントのように漫画の原作と同じ動きをしたり、あえてやり方を変えてみたり、工夫したポイントがあります。
――今回演じる透は湊の前の“ツン”、みなの前での“デレ”。2つの顔のギャップが魅力となっていますが、演じる上で心がけたことはありますか。
(C)2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
――これまでは『パーフェクトワールド』(2019)『10の秘密』(2020、ともにカンテレ)などヒューマンストーリー系の作品への出演が多かったと思いますが、“ラブコメディー”だからこそ、難しかったことはありますか。
松村北斗“普通だったら”が通用しないところもありました。例えば、デートシーンなどで『もっと笑顔を』と求められて、『もっとですか!?』と普段よりも大きな感情表現を求められて苦戦しました。
――笑顔のアップなどはラブコメならではの描写かと思いますが、そこはご自身のなかでは一生懸命に演じた部分なのでしょうか。
(C)2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
――W主演で森七菜さんとのお芝居はいかがでしたか。
松村北斗もともと、クランクインする前から他の作品を一方的に拝見していて、ものすごく森さんのお芝居に憧れていました。『ラストレター』(2020)という映画を見て、すごい女優さんがいるなと思っていました。共演してみたいけど、目の前であの演技を見せつけられたら…と不安に思っていたのが共演する前の印象です。
いざ共演してみるとやっぱり、すごかったです。撮影している期間はものすごく刺激的でした。森さんもお仕事にのめり込むように熱中する方なので、現場でも、仕事に向き合うベクトルの話が多かったです。経験が豊富な方や大御所の方とお会いすると焦ってしまったり、自分のスタンスはこれで大丈夫かと不安になってしまうのですが、森さんとは無理することなく、一緒にお芝居ができました。