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パフォーマンスは“放送尺”を計算 ラミレス氏が考えるマスアピールの重要性
受け入れてくれた日本への感謝を込めて、いろいろな活動を展開
ラミレス野球を離れたらあれもやりたい、これもやりたいという構想はたくさんありました。すでに活動しているものも含めて、今後はこのYouTubeチャンネルに集約して発信していきたいと考えています。
──たとえばどんなコンテンツを?
ラミレスプロ野球界出身の方のYouTubeチャンネルといえば野球に特化したコンテンツが多いですが、できるだけいろんな方に楽しんでいただける動画を用意したいですね。もちろん子ども向けの野球教室や野球解説といったものも考えていますが、各界のレジェンドの方とのトークショーとか、経営しているクロスフィット・ジムのエクササイズ動画とか、それからもちろん私が主催している一般社団法人VAMOS TOGETHERの活動についてもご紹介させていただければ。
──障害者と健常者がともに生きる社会を目指している団体ですね。
ラミレスコンセプトは「家族を1つにする」こと。私もダウン症児の父親ですが、障害のある子と健常の子が一緒に遊べるイベントが少ないというのが、団体設立の思いとしてありました。さまざまな個性を持った子どもたちの触れ合いを通して、すべての子どもたちが障害の有無に関わらず、しっかりと自立して生きていける社会を目指しています。
ラミレス父の影響が大きいですね。彼は私が人生で出会った最高の「おもしろオジサン」。どんなに悲しく苦しい状況も笑いに変えて、周囲を明るく照らす人でした。今後は私を受け入れてくださった日本への感謝を込めて、野球ファンを超えたすべての方にポジティブなメッセージを発信していきたいと思っています。
──エンターテイナー・ラミちゃんのこれまで以上の活躍に期待しています。
ラミレスハイ、ヨロコンデー!
取材・文/児玉澄子