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“アムラー”“ガングロ”の再来は? 平成から紐解く令和の美容「時代を象徴するミューズは生まれにくい」

東日本大震災以降、“美容=自分にとって心地よいものを選択する”に変化

──どのような意識の変化が?

富澤洋子さん 義務感を持ってがむしゃらに頑張りすぎないと言いますか、“美容=自分にとって心地よいものを選択する”という志向にシフトしているのではないでしょうか。“心地よさ”の価値観は人それぞれで、たとえば環境負荷のない商品を選ぶのもその1つでしょう。あるいはかつては後ろめたいイメージのあった整形も、“自分にとって心地よいもの”であれば取り入れる。またそのための情報や商品、テクニックの選択肢も豊富に広がりました。

──本書では平成後期には「若さ信仰」からの解放も言及されています。

富澤洋子さん そうですね。グレイヘアといったキーワードに代表されるように今の自分を受け入れて素敵であろうとしたり、あるいはかつてはメークのトレンドも「学生メーク」や「OLメーク」といった年齢軸によるところが大きかったのですが、その垣根が取り払われていっているのも「自分にとっての心地良さ」を求める表れでしょう。

──令和も始まったばかりですが、新たなトレンドは現れていますか?

富澤洋子さん 今まさに注視しているところです。特にコロナ禍がどのような影響をもたらすのか。それこそマスク期間中にお直ししたいという声も聞こえてきますし、何かしらアイメークのトレンドが登場するかもしれません。また平成には「整える」にとどまっていた男性のメークが、令和の時代にどこまで「美容演出」の面まで浸透していくかも注目していきたいですね。

(文/児玉澄子)

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