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【高橋ダン】コロナ禍で露呈…日本の成長率にも直結する“教育レベルの低さ”
日本人に立ちふさがる“言語の壁” 世界に舐められないビジネスマンになるためには?
もちろん英語も話せるにこしたことはありません。日本の教育自体は優秀で、世界的に見ても、とくに数学は上位です。しかし英語能力においては2012年の年末の調査によれば、100ヵ国中53位。ベトナムやケニアよりも下なのです。交渉の場で英語が話せなければ、やはり世界ではなめられてしまいます。
コロナでは多くの問題が露呈しました。これまで見えなかった部分というより、目を背けてきたといった方が正しいと思います。先延ばしにしてきた“ツケ”が今、露呈したと言えるでしょう。
我々が今後やらなければならないことがハッキリ見えてきた。デジタル化を進めること、それに伴い世界共通言語であるプログラム言語を覚えること、さらに世界との競争、交渉のために、英語を学ぶこと。アフターコロナを生き抜くために、まずはこの三点を重視してみてください。
投資する際のアドバイス「予測するのではなく“波に乗れ”」
この二極化は、日本のみならず世界的な流れ。グラフを見れば分かるのですが、まるでワニの口が開いたように、その差は広がり続けています。現状の制度のままでは、この二極化問題は続いていくでしょう。
では株を買えばよいのか? どの株を買えばよいの? ――データ的に見ますと、昨今は世界中でワクチンの開発が熾烈な競争を繰り広げており、そういった技術系の会社に目をつけるのがまず一つ。次にデーティングアプリ。いわゆるマッチングして人と出会えるソーシャルアプリですが、デジタルを通して人と人をつなげるアプリを制作している企業の株が上がっています。
海外では、コロナ禍で「バーチャルコンサート」が流行っています。会場に直接足を運ぶのではなく、家にいながらその様子を鑑賞する。コロナ禍でコンサートが開催できない状況もあり、こういったビジネスも今後発展していくでしょう。
ただ、株を買う際に注意点があります。それは「予測をしないこと」。株が急落したらから今度は上がるだろうという「予測」は危険です。実は僕も過去にこれを試し、破産しかけたことがありました(笑)。下に落ちていくナイフはどこまで落ちるか分からない。途中で手を出すと怪我をしてしまいます。世界金融の中心・ウォールストリートでよく言われているのは、「ナイフが落ちて転がって初めてピックアップしなさい」ということ。つまり「予測」せず、動きをしっかり見て、上がり始めたらその「波に乗る」。乱高下するマーケットに手を出すのは非効率。「波に乗れ」と覚えてください。