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新元号発表から8分で即配信…SNSでバズった“令和”アートたち

 4月1日11時41分に発表された新元号「令和」。SNSでは発表を受けて、令和にまつわるアート作品が多数投稿された。その種類は「平成」の筆文字をひっくり返すと「令和」になる“アンビグラム”と呼ばれる手法を使った作品や、「令和」の文字をかたどった色鮮やかなアイシングクッキー、針金アート、明治から令和までの元号を擬人化したおもしろイラストなど様々だ。作者たちは新元号にどのような思いを抱き、作品を制作していったのか。SNSで話題になった3人のクリエイターに話を聞いた。

「家族で令和のイメージ考えた」雅な“令和”の文字クッキー

 Twitterで519万を超える再生回数を記録したのが、令和の文字をかたどった色鮮やかなアイシングクッキー(4月2日8時59分に投稿)。こんがりおいしそうに焼けた「令和」の文字クッキーの表面に、色彩豊かな食紅でアイシングしていく過程が収められている。作者はお菓子絵本作家の上岡麻美さんで、新元号の発表時は職場のテレビの前でお昼休憩も兼ねて見守っていたという。

「平日は普通に働いているので、職場で発表の様子を見守っていました。聞いた瞬間は『れいわ?』でした。メディアで予想されていたものと違っていたので、どんな印象も持てませんでしたね」

 帰宅して色々なニュースを見て、「私も何か表現してみよう」と決めた上岡さん。得意のアイシングクッキーを作ることになり、家族と相談しながら作品のイメージを膨らませていった。

「家族に令和の色のイメージを聞いたところ、私と義父は黄色、姉は紫、夫は赤と答えました。赤は強すぎると思って却下(笑)。あとは春をイメージしたかったので、桜のピンクと緑を追加。単色ではなくグラデーションに、模様は和柄にして優しい印象に仕上げました。毎朝8時には家を出るのですが、その日は朝4:30からクッキー焼き上げて、家族の朝食作りや会社の準備、着替えなどこなしながら7:30には完成させていましたね」

 動画の投稿には「菅官房長官にこのクッキーで元号を発表してほしかった」「雅ですね」などたくさんの反響が。「皆さんから反響があり驚きましたが、とてもうれしかったです。次に令和をモチーフにした作品を作るなら、デコレーションケーキですかね。これからはお菓子絵本作家として日本の物語をお菓子で表現し、見てくれた人に夢を届けていきたいです」と今後の展望について語ってくれた。
上岡麻美さん
Twitter:@asami_kamioka(外部サイト)
Instagram:asami_kamioka(外部サイト)
Blog:https://ameblo.jp/liltor-sweets-surprise/(外部サイト)

クルっと回せば「平成」が「令和」に? 針金で作られたトリックアート

 「自宅で新元号発表の番組を見ていて、発表後すぐに制作に取り掛かった」と話すのは、自身のSNSに針金アート作品を多数投稿している、つたもとだゐきさん。作品は「平成」の文字が針金で立体的に作られ、それを回転させていくと「令和」の文字になるというトリックアートだ(4月1日13時6分投稿)。その様子を撮影した動画投稿は、400万回を超える再生数を記録している。

「“令”というキリっとした印象の漢字が入っていたので、単純に響きだけでかっこいいと思えました。自分のできることで新元号の発表を祝いたかったので、針金のアートで“新しい時代の変化”を作品にしました」と制作のきっかけを話してくれたつたもとさん。制作時間は1時間半程度だったが、「平成」と「令和」のどちら側から見てもきれいな文字に見えるようにするのは、実に難しい作業だったという。

「両方からきれいに文字が見えるように微調整しながら、針金を文字の形にペンチで曲げていくんです。『平成』と『令和』、どちらから見てもきれいな文字になるように少しずつ微調整していくが難しかったですし、こだわった部分ですね」

 普段は「令和」の作品のような線で描く作品とは違い、針金を編んでいくような密度のある立体作品を制作しているつたもとさん。今後の目標は「令和元年という新しい年にふさわしい新作を早く完成させること。針金という素材と向き合い続け、常に新しい表現を追い求めていきたい」と語ってくれた。
つたもとだゐきさん
Twitter:@tdaiki1216(外部サイト)
Instagram:tdawiki1216(外部サイト)
https://terakoyashop.thebase.in/(外部サイト)

令和が「セクシーサンキュー!」、SNSの流行に乗って元号を擬人化

 飛鳥時代から令和まで、それぞれの元号を擬人化したイラストで注目を集めた投稿者がいる。普段から自身のSNSでイラストをアップしている黒成無さんだ。最近Twitter界隈で流行っている、『しゃべくり007』(日本テレビ系)でSexyZoneの中島健人が登場した際に披露された「セクシーサンキュー」の一連の流れを元号でやってみたらおもしろいのではと思い至ったそう。前日から準備を開始し、4月1日の11時49分に投稿されたイラスト。注目すべきは、各元号の時代に合わせてキャラや衣装がきちんと設定されていることである。

 「各元号のキャラ設定や服装は、時代に合わせて考えていきました。たとえば飛鳥時代は一番古参なので司会の位置に。明治時代のスーツには蝶ネクタイを合わせました。昭和は柳沢慎吾さんのようにはしゃいでいるイメージで、平成はかわいらしいポーズで。ユーザーさんからは『仕事がはやい』『江戸、飛鳥、平安は年号じゃない』『こいつら、かわいい…』など様々な感想をいただき、コメントは一つひとつ返せませんでしたがとてもうれしかったです」と話すとともに「今回の作品は元々SNSで流行っているネタをアレンジしたもので、0から自分で考えたアイデアではありません。今後は自分自身の絵を見てもらえるように活躍していきたいです」とこれからの目標を語ってくれた。
黒成無さん
Twitter:@kuronarumu(外部サイト)

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