アニメ&ゲーム カテゴリ
  • ホーム
  • アニメ
  • 【ガンプラビフォーアフター】『ガンプラW杯』世界2位が語る「ゼータに込めた日本チャンプの誇り」

【ガンプラビフォーアフター】『ガンプラW杯』世界2位が語る「ゼータに込めた日本チャンプの誇り」

 来年40周年を迎える『機動戦士ガンダム』シリーズ。世界的にも人気な強力IPだが、その礎のひとつとなったのは1980年代前半のガンプラブームである。そんな「ガンプラ」進化の一翼を担ってきたモデラーの“匠の技術”について、2014年開催の『ガンプラW杯』で世界大会2位を受賞したトップモデラー・ヨシさんに、ガンプラ製作の真髄を聞いた。

ハードな作品からゆるネタまで「作風の振り幅の広さ」が持ち味

――ガンプラをはじめたきっかけを教えてください。

ヨシ中学1年生の時にガンプラの一大ブームが起こり、周りの友人の影響で自分も作り始めました。その後、大学進学・就職・結婚・育児などで長らく離れていたのですが、育児もひと段落して自分の趣味を持ちたいと思い、約20年ぶりにガンプラを購入してみたところ、そのあまりの進化ぶりに驚きどっぷりハマって今に至る…という感じです(笑)。

――ガンプラを制作するうえで、こだわりの造形箇所を教えてください。

ヨシRG(リアルグレード)等の他キットのパーツを薄くスライスしてディティールパーツとして貼り付ける“パッチワークモデリング”(自称)という手法をメインに製作しています。ディテールが自分の作風だと思いますが、どれだけ盛り付けても一目で元のモビルスーツが何か分かるよう、機体のアウトラインは極力変えずに全体の密度や解像度アップを意識している点が拘りです。

――自身のガンプラで、他の人には負けない“強み”の部分は何ですか?

ヨシ上記のパッチワークに用いる「流用パーツの取捨選択」と、それを違和感なく馴染ませる「ディテールの密と疎のコントロール」は自身の特長だと感じています。また、ハードなディテール作品だけでなく、ゆるいネタもの作品を作るのも大好きなので「作風の振り幅の広さ」も持ち味だと思います。

――その“強み”の習熟にはどのような努力をされましたか?

ヨシ本職が某自動車メーカーの部品関連の仕事をしており、自分自身でも車やバイクを弄ったりするのが好きなので、日常的にメカニカルな物を目にする機会が多い事がガンプラ製作にも影響を及ぼしている気がします。ネタものに関しては、生まれも育ちも関西で「お笑い気質」が身に染み付いてるので…(笑)。人を笑わせたり楽しませたりするのが好きで、そのためのネタを吸収できるよう、模型以外の分野にも幅広くアンテナを張り巡らすよう心掛けています。

ガンプラを通じて人と人とが繋がり共感し合い、力が生まれる

――「公式外伝:ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL'S WORLD CHALLENGE」の作品も印象でした。

ヨシ本企画は、初代から7代目の『GBWC(ガンプラビルダーズワールドカップ)』歴代日本チャンピオンが考案・製作したゲスト機体が月替わりで登場します。僭越ながらそのトップバッターを務めさせて頂き、前例のない中でかなりのプレッシャーを感じながらの製作でした。でも僕自身が各チャンピオンの個性を活かした「本気」の作品が見たかったので、自分も「本気」で出来る事を全て注ぎ込んでEpisode-1登場機体の“ゼータキュアノス”を完成させました。その甲斐あってか、後続のチャンピオン達の作例も、各々の本気と個性が如何なく発揮された凄まじい機体になっています! 現在5体目まで登場してますが、残りの2体、そしてストーリーも見どころ満載なので是非公式サイトをチェックしてみて下さい。

――ヨシさんにとって、モデラー人生のターニングポイントとなった作品は?

ヨシやはり『GBWC2014』に出場させて頂いた「天翔ける麒麟 〜バイアラン・カスタム試作2号機〜」ですね。この作品をきっかけに、本当に自分の人生が変わりました(笑)。

――その理由も教えてください。

ヨシ『GBWC2013』で、日本代表のシュンさんが日本人で初めて世界チャンピオンになった事に感銘を受け、「自分も一歩でもその世界に近づいてみたい」と思って初めてコンテストに参加したのがこのバイアランでした。

――ヨシさんが『GBWC』で得たものは?

ヨシ『GBWC』を通じて沢山の出会いがあり、作品に込めた想いを感じ取って下さった皆さんの応援が追い風となって、世界大会2位まで押し上げて頂きました。まさに、ガンプラを通じて人と人とが繋がり共感し合い、力が生まれる…。そう肌身で感じさせてくれたこの作品は、やはり自分にとって格別な存在です。

ハマーン・カーンがキュベレイに乗らなかったら…?ガンプラでif設定を楽しむ

――次はどんな作品にチャレンジしたいですか?

ヨシ今年はゼータキュアノスの製作で中断してしまいましたが、昨年から作り続けている“RE/100 ハンマ・ハンマ”を来年はじっくり作り込んで完成させたいと思っています。
「ハマーン・カーンがジュドーとの最終決戦でキュベレイではなくハンマ・ハンマに乗っていたら…」というif設定に基づいて、ラスボス機体らしい凶悪感と、女性らしい妖艶さの表現をテーマに製作してみるつもりです。

――ヨシさんにとって「ガンプラ」とは?

ヨシ自分の発想やひらめきを思いのままに、好きな技法で描ける“自由帳”のような存在であり、同じ趣味を持つ仲間達と繋がる“絆”でもあります。これからも自分らしく楽しく製作を続けて、ガンプラを通じて生まれる出逢いを大切にして行きたいと思っています。

(C)創通・サンライズ
■「公式外伝:ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL'S WORLD CHALLENGE

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!