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「グレイヘア賛美に違和感も…」葛藤する40代、50代女性の本音を”美魔女”雑誌に聞く

今や“一億総美魔女化”の時代、「あえてアンチ“アンチエイジング”になる必要もない」

 創刊からこれまで、40代・50代の女性の“美”と向き合ってきた『美ST』。それだけに、グレイヘア推奨に「NO」という答えを出した根底には、編集部ならではの見解がある。

 「『美ST』が創刊した10年ほど前は、『40歳になったら女は終わり』と言われる傾向がありました。でも今は、40代でもみなさんキレイで若い。今や、“一億総美魔女化”と言える時代なんですね。グレイヘアを否定するわけではないですが、だからといって、その逆の“美魔女”が批判されるのもおかしいと思います。みなさん、美容だけにかまけているわけではなく、家事もしっかりやっていらっしゃる方々ばかり。“年齢に抗わない”というのはある種、理想的な生き方と言えるかもしれませんが、化粧品業界がこんなにも日々研究を重ね、進化している時代なのに、あえてアンチ“アンチエイジング”になる必要もないのかな、と思います。人生100年時代です。“若くありたい”というのは人間の本能であり、逆にそれに抗うことは不自然だと、私たちは思うんですよね」

東日本大震災の被災地で感じた美容の力、「何を選ぶにしても、自分を好きでいられれば」

 もはやグレイヘアとは、ファッションというよりも、“生き方として何を選択するか”というアイデンティティに近いのかもしれない。例えば、近藤サトがグレイヘアを選んだきっかけが、東日本大震災だったように。彼女は、防災用の荷物に白髪染めを入れたとき、老いに抵抗することに不自由を感じ、染めるのを止めたという。一方で『美ST』編集部は、同じく東日本大震災の際に現地を訪れ、被災者にボランティアでヘアカットやメイクを施したことで、女性には美しくいることが必要だと確信したという。

 「被災地で大変なときだからこそ、美容が重要な役割を果たしたと思います。実際、髪を整えたりお化粧した皆さんはとても喜んでくださいました。美容に時間や労力を費やせること、それはまともな社会の証でもある。女性が若さや美しさにかまけることができるのは幸せなことだし、それができない社会は成熟していないと思うんですよね。だから私たちは、『おばさんのくせにオシャレして』と言われるような社会にはしたくないんです」

 もちろん、グレイヘアにすることが“美を放棄すること”になるわけでは決してない。だが、そればかりをあまりに賛美しすぎるのも、極端な話かもしれない。グレイヘアの対極にある、“美や若さを追及すること”も、何ひとつ悪いことではないのではなかろうか。選ぶのは女性自身。「何を選択するにしても、大事にすべきことはひとつだけ」と、桐野さんは語る。

 「何を選ぶにしても、自分を好きでいられればそれでいいと思います。すべての基本は、自分を大事にすること。そうすれば家族にも優しくいられて、社会の中でも明るくいられる。私たちは、美容はそのためにあるのだと思っているんです。ただ、今は多様化の時代。美魔女もこの10年で以前よりナチュラル方向に変化してきました。まだ“これ”という方法論は見つかっていませんが、なるべく若くあれるグレイヘアの方法が見つかったら、『美ST』でも取り上げていきたいと思います」

(文:川上きくえ)
『美ST』(光文社刊)2月号が発売中
<公式HP>(外部サイト)
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