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戌年の今年は“タレント犬”が更なる飛躍 ネコブームに待ったをかける?
おなじみのタレント犬も新春仕様 正月から“犬推し”状態
また、NHKでも人気動物番組『もふもふモフモフ』の特別版として、1月6日に『もふもふモフモフ わんわんスペシャル』を放送、翌7日には『ダーウィンが来た! 〜生きもの新伝説〜「イヌ大特集」』が放送された。6日には、Eテレでも『地球ドラマチック「華麗なるイヌ物語」』が放送されており、戌年にちなんだ“犬推し”の番組が目立っている。
日本人の誰もが知る忠犬ハチ公 古くから愛される犬と人間の絆
また戦後の1950年代には、悪天候のため南極観測隊に置き去りにされた樺太犬のタロとジロが、1年後にも生きていたという奇跡の実話が大きな話題となった。タロとジロの話は1983年に『南極物語』として映画化され、2003年に『踊る大捜査線2』に抜かれるまでは、日本の歴代映画興行収益の第1位だったのである。こうしたハチやタロ・ジロの作品は、いわゆる“タレント犬”たちが迫真の“演技”を披露し、多くの視聴者に感動を与える嚆矢とも言えるかもしれない。
空前の猫ブームを押し退く活躍に期待
またCMでも、アイフルのCMに出演したロングコート・チワワの「くぅ〜ちゃん」が2000年代前半に大ブームとなったり、最近ではアマゾンのCMに登場したライオン姿のゴールデンレトリバー・ゼウスくんが話題になるなど、時代を経るにつれてだんだんとお茶の間に入り込みながらも、犬は常にCM出演の“人気タレント”だったのである。
それがここ数年、日本では空前の猫ブームが到来し、犬よりも猫に注目が集まっていた。その勢いは、例のソフトバンクのお父さん犬(実は2014年にカイ君から息子の海斗君に引継ぎされている)がCM内で、「(今年の目標は)猫になる。最近猫のほうが人気だからなぁ…猫になるにゃー」と嘆く(酔っぱらう)ほどだが、やはりその演技力や使いやすさ・親しみやすさで言えば、犬の人気は鉄板なのだ。今年は戌年だけに、猫に押され気味の犬もまたまた忙しくなるだろう。犬に限らず、ほかのタレント動物たちも、人間のように労働基準法が適用されないだけに、くれぐれも働きすぎには気をつけて、今後もエンタメ界で活躍し続けてほしいものである。