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「超かわいい!」地下鉄に突如現れた謎キャラ『ジャムム』とは? その実態を担当者に直撃

 東京メトロの「まど上ポスター」に突如登場した、クマのような、犬のようにもみえる“ジャムム”なるキャラクター。「ジャムから生まれたジャムムです」「なめてもいいよ」という言葉以外は何も書いておらず、「一体何の広告??」とSNSなどで話題に。食品のジャムの広告でもなく、ジャムムというキャラクターがメトロから登場したというわけでもない様子。摩訶不思議なこのポスターの正体についてポスターを制作したメトロ アド エージェンシーの担当者に取材を試みた。

ジャムムの正体は「“広告”でも“東京メトロのキャラクター”でもございません」

 2月後半からSNSで「ジャムム」と検索すると、「ジャムムかわいい」「メトロアドエージェンシーの中吊り、ジャムムにキューーーン」「メトロに乗ったらなんかかわいいくまのキャラの広告あった」「電車の中にはってあるこれ、はじめて見たけどとてもかわいい ジャムム何者…?」などといった声とともにジャムムの写真が拡散されている。
 実はこれ、電車内のまど上ポスターではあるものの、広告ではないのだという。株式会社 メトロ アドエージェンシー営業推進部の井上達也氏は「『ジャムム』は『広告』でも『東京メトロのキャラクター』でもございません。車内や駅のポスターでは、東京メトロの旅客サービスの案内など、広告以外の情報も提供していたりしますのでその一つです」と説明。

 掲載の目的として「『ジャムム』のポスターは、お客さまに会社へ学校へと向かう満員電車にほほえみを。目的地への乗り継ぎ駅でかわいらしいなごみを。疲れて帰宅するあの人に、おつかれさまの癒やしを。みんなを愛して、みんなに愛されるキャラクターを、という想いから当社メトロ アド エージェンシーが制作をし、2月26日から“ひっそり”と展開を始めました」と地下鉄車内に癒やしを与えるべく発想されたという。有名なデザイナーや作家に依頼してかかれたものではなく、メトロ アド エージェンシー社内のプロジェクトメンバーで作られたキャラとなっている。

車内を少しでも快適に…これまでにも楽しいポスターを提示

 実は、メトロ アド エージェンシーでは今回話題となった『ジャムム』以前にも、通勤・通学時の乗客に少しでも快適に過ごしてもらおうとポスターを制作。通勤時の簡単な運動法を紹介した「通勤ヘルスケア」や、江戸時代に使われていた言葉を面白く現代語で解説した「あなたもお江戸バイリンガル」などだ。何気なく乗車している車内で、実は少しでも役立つ情報を伝える心づかいがあったのだが、あくまでもビジネスパーソン向けのキャラクターと情報だった。
 では、なぜ今回は今までと毛色の違うジャムムといったキャラクターを誕生させたのだろうか?
「新たに”癒し”や”かわいさ”をお伝えして、皆様に電車内での時間を新たな形で楽しんで頂けるのではないか、という発想からです。ジャムから生まれたキャラクターという設定は、ジャムは味も多種多様で身近な存在ものでありますし、子供から大人まで受け入れられるのではないかということで決めました」(同氏)

「可愛い!」と人気の“ジャムム” 今後の展開は?

 担当者によると、今回のジャムムのポスターによる反応は「満員電車で癒された」「ちょっと落ち込んだ時にふと目に入って元気がでた」「絵本やアニメ化を早くしてほしい」のほか、特に多かったのが「グッズ化をしてほしい」という声だったという。

 狙い通り乗客を癒すポスター、そして、乗客を癒してくれるキャラクターになっている「ジャムム」。そんな、いちキャラクターとしての人気を確立しつつあるジャムムの今後の展開はあるのだろうか?担当者によると「4月頃に新しいデザインの「ジャムム」ポスターを掲出予定です。その後、駅やデジタルサイネージに『ジャムム』が登場するかもしれません。もし、東京メトロに乗ったら探してみてください。ひっそりとあなたを見ている『ジャムム』がいるかもしれませんよ」とのこと。

 JR東日本のSuicaのペンギンのキャラクターはぬいぐるみ、ネクタイ、バッグなど多数のグッズを展開し、もはや定番キャラとなっている。今回“乗客に癒しを”という目的から誕生した『ジャムム』がどんな活躍をみせてくれるのか今後の展開を楽しみに待ちたい。

(文/藤ノ宮士郎)

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