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千葉雄大インタビュー『高校生役はいつまで?肩を叩かれたらやめよう(笑)』
誰かに見られていたわけでもなく…
千葉1回読んだだけでは流れが掴めず、複雑ですごく難しかったです。僕が演じたハルは、同じ時間のなかで別々の場所にふたり存在しているような役でもあるので、少し混乱する部分はありました。
――共演者の方が千葉さんより少し下の世代でしたけど、刺激になりました?
千葉よく学生役をやらせていただくので、年下の役者さんとお仕事をする機会が多いんです。自分が普通に学生をしていた年頃に、みなさん役者としてプロのお仕事をしている。それってすごいことだなと思います。個性的な人も多くてとても刺激になります。
――千葉さんの学生時代には、今作のような通学の思い出はありますか?
千葉高校生のころは電車通学だったのですが、劇中のように誰かに見られていたわけでもなく、誰かを見ていたわけでもなく……。
――わかりませんよ。誰か千葉さんを見つめていたかも!
千葉もし見られていたとしても、いまとなっては答え合わせできないですね(笑)。
――そうですよね(笑)。ハルを演じたことで学生時代を振り返ったりしました?
千葉撮影中はいつも懐かしさとかはあまり感じないんです。でもこうやってお話していると思い出すのですが、学生のころはいま以上に毎日忙しくしていましたね。自由になりたいと思いながらも学校があって、勉強以外にも恋愛したり遊んだり、盛りだくさんな日々を過ごしていました。いまは自由な時間があり過ぎるよりは、学生時代のようにやらなくてはいけないことがたくさんあったほうがいいなと思います。
おとなしくて地味な高校生活を送っていた
千葉はい。部活もやっていなかったので、わりとおとなしくて地味な高校生活を送っていました。なので、たまに男子高校生同士でふざけているシーンを撮ったりすると、こういう高校生活もいいな〜なんて思ったりします。
――懐かしんでいますが、いまでも学生服が似合ってらっしゃいますよ。
千葉本当ですか? 自分ではあまり思わないんですけど……。「もう学生役は終りだよ」と誰かに肩を叩かれたらやめようかなと(笑)。似合うと言っていただけるのは嬉しいですし、ありがたいです。
――そんな学生服姿もある今作でのお気に入りのシーンは?
千葉最初はヒロインのユウナとハルの間に距離があるんです。でも、だんだんユウナが現状を受け止めつつハルに接していくので、ハルもユウナといるときは素直になれる。そんなふたりがじゃれあうシーンはほんわかしてて好きです。
――ベッドの上で踊りまくってるシーンも印象的でした。
千葉あれはわりと自由な感じで踊ったので、あまり覚えていないんです。完成してからもそのシーンは恥ずかしくて直視できなくて……(笑)。
――ハルの好きなところは?
千葉自分が思ってることを素直に言えなかったり、ひとりで抱えちゃうところは不器用だなと。甘えたり誰かに話せば楽になることもあるのに言えない。でも、自分に置き換えてみると、確かに言いたくても言えないときもあるよなと。そういう人間っぽいところはすごく共感できますし、不器用なところが魅力的で好きです。
――ハルは不器用男子キャラですが、千葉さんは可愛い男子キャラというイメージがあります。そう言われることに対してどう思います?
千葉ありがたいです。そのうち言われなくなると思うので(笑)。