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中川大志インタビュー『目指すのは“ウソじゃない演技”』

『水球ヤンキース』など若手俳優が集結する学園ドラマでしっかりとインパクトを残し、観るものを惹きつけてきた中川大志。いままさに急成長を遂げている中川が『青鬼 ver.2.0』で映画初主演! ホラーが苦手という17歳が、初々しい素顔と胸に秘める俳優としての熱い想いを明かしてくれた☆

ポスト福士蒼汰!? 躍進中の若手俳優の素顔をCHECK☆

もし同じ状況になったら泣き叫ぶ

――もともとホラーが苦手だったそうですが、『青鬼 ver.2.0』に出てくるキャラクター“青鬼”を最初に観たときどう思いましたか?
中川前作の『青鬼』で初めて観たんですけど、体がムキムキで、すごく強そうで……。怖くてひとりで観られなかったので、親に頼んで一緒に観てもらいました(笑)。『ver.2.0』の台本を読むのも怖くて、かなりビビリながら読みました(笑)。

――撮影中はどんな気持ちでした?
中川青鬼と新キャラクターの“フワッティー”はフルCGなので、撮影中は実際にその場にいなかったんです。目の前にいることをイメージして、目で追ったり、よけたりするタイミングが難しかったですね。
――どんな作品に仕上がりそうですか?
中川ホラーが苦手な人でも、ゲームやアトラクション感覚で楽しめる作品だと思います。画面のなかの僕たちと同じ目線で、青鬼から逃げている感覚になれると思うので。それとこの作品は、青鬼と戦う登場人物たちの成長もしっかり描かれているんです。青鬼と戦いながら、一人ひとりの内面が変化していくところを観てほしいですね。

――中川さん演じるひろしも、途中からどんどん成長していきますよね。
中川ひろしは最初、感情が表に出なくて人間味のない子だったんです。そこから少しずつ人間らしくなっていくので、うまく変化を出せたらいいなと思いながら演じました。

――メガネをかけた生真面目なビジュアルや、終始“ですます”調のセリフなど、普段の自分とのギャップがあったのでは?
中川ひろしはすごく頭がよくて、何事も一歩引いたところから分析的に見ているし、どんなに怖い状況でも「ワーッ!」って叫ばないんです。もし僕が同じ状況になったら泣き叫ぶと思うので、そこがだいぶ違うなって思いました(笑)。でも、自分とかけ離れている役ほどやりがいを感じるので、役作りの過程も楽しかったです。

自分自身の素の部分を消そうとする

――もし中川さんが“青鬼の館”に閉じ込められたら、どうなりそう……?
中川怖いところが本当に苦手なので、まずそういう怪しい場所には行かないです(笑)。それでもうっかり行ってしまったら……隠れているのも怖いので、たぶんビビリながらも出ようとしてがんばると思います。死にたくないですから!(笑)

――本作が映画初主演作となりましたが、現場で座長として意識していたことは?
中川それが、とくに何もなくて……。もっと主役らしくしなくちゃいけなかったのかもしれないですけど、ずっと気を張っていたので、空き時間もひとりでセリフをブツブツ言っていることが多かったです。ひろしはあまり感情を出さない役なので、つねに集中していないと、気がゆるんで感情が出てしまいそうだったんですよ。それができたのは、僕の好きなようにやらせてくださった共演者の皆さん、スタッフの方たちのおかげです。
――ドラマ『水球ヤンキース』(フジテレビ系)などでは、同世代の共演者とワイワイ過ごしている印象でしたが、現場での居方は作品によって違うんですか?
中川そうですね、役によって違います。楽しい作品では共演者と仲良くなったほうがいいので、自分からどんどんみんなに話しかけたりするんです。でも、内にこもる役を演じているときは、あまりコミュニケーションを取らないですね。器用な人は、普段の自分と役の切り替えがすぐできるんでしょうけど、僕はうまくできないので、なるべく自分自身の素の部分を消そうとするんです。

――素の中川さんは、どんな感じなんですか?
中川みんなとワイワイするのは基本的に好きです! 学校ではあまり先頭に立って騒ぐほうではないんですけど、目立ちたい気持ちもゼロではないので、隙を見てツッコミを入れます(笑)。イジることもイジられることもありますけど、タイプ的にはどっちかというとツッコミですね。

同世代俳優から自分にないものを吸収したい

――作品を通して仲良くなった同世代の役者さんたちとは、その後もお付き合いがあるんですか?
中川『水球ヤンキース』で一緒だった俳優さんたちとは、今でもご飯を食べに行く仲です。演技の話をすることもあるし、他の人が出ている舞台や映画、ドラマを観たりもします。この人はこういう表現の仕方をするんだ、ここでこう動くんだって思いながら。そういう姿を見て、自分にないものを吸収したいなっていう気持ちが強いです。

――中川さんが目指す表現とはどんなものですか?
中川そのときの作品や役柄によるので難しいんですけど、“ウソじゃない演技”ですかね。芝居することって基本的には“ウソ”なんですけど、台本にあるセリフや動きをどれだけ真実味のあるものにできるかって、すごく大事だと思うんです。観ている人が感動できるかできないかは、そこにかかっていると思うので。今回のようなホラーでも、演じる僕たちが本当に怖がっていないと、観ている人が冷めちゃうじゃないですか。だから、どれだけ役の感情と自分自身が近づけるか、そこをすごく意識して演じています。
――お話を聞いているとすごく大人っぽくなったと感じるんですが、自分でもそう思うことは?
中川自分ではわからないですけど……、味覚が大人になったくらいですかね?(笑)前はお刺身がダメで、お寿司屋さんに行ってもあまり食べられなかったんですけど、最近は大丈夫になってきました。ワサビはまだちょっとつけられないんですけど(笑)。

――6月には17歳になりますね。これからどんなふうに過ごしたいですか?
中川今しかできないことをしっかりやりたいです。お芝居には自分が経験したことが出ると思うので、この年齢だからこそできる、いろんな経験をしておきたいんですよね。たとえば、今の自分は高校生なので、毎日の学校生活を大切にするとか。学校に限らず、つねに新しいことにチャレンジしたいという気持ちもあります。旅行に行ったりして、知らない場所をたくさん見るのもいいですね。

――今、具体的にやりたいことはありますか?
中川料理が趣味なんですけど、最近ほとんどできていないので、もっと作りたいです。作ってみたいのは中華料理。今まであまり作ったことがないので、麻婆豆腐とか酢豚にチャレンジしてみたいです。
(文:加藤 恵/撮り下ろし写真:鈴木一なり)

青鬼 ver.2.

 ひろし(中川大志)と杏奈(平祐奈)は不登校になっているクラスメイトのシュン(タモト清嵐)の様子を見るためにシュンの家へと向かった。しかし道中、奇妙な模様をした蝶に誘われ怪物が現われると噂される屋敷“ジェイルハウス”へと引きずり込まれてしまう。嫌な予感を覚えて脱出を試みるも出入り口が塞がれ、一同の先には、この世のものとは思えぬブルーベリー色の巨人が忍び寄っていた……。

監督:前川英章
出演:中川大志 平祐奈 松島庄汰 久松郁実 勧修寺玲旺
2015年7月4日(土)全国ロードショー
(C)2015 noprops・黒田研二/「青鬼 ver.2.0」製作委員会
【予告編】【公式サイト】(外部サイト)

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