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BEYOND2020『東京観光の代名詞はとバス、外国人利用者数は回復基調』

 例年、訪日外国人客がもっとも多い月は、夏休みシーズンの7月だ。日本政府観光局によると、今年7月の訪日外客数は127.0 万人(前年同月比26.6%増)で、過去最高であった昨年の100.3万人を上回り、かつ年間を通じた単月としての過去最高も記録した。8月も111 万人で前年比22.4%の増となり、これで月間の訪日外国人客の100万人突破は、今年3月から6ヶ月連続となった。航空便の増便やチャーター便就航、大型クルーズ船の寄港などが増加に寄与したのだという。

 今や東京観光の代名詞となっているはとバスが、外国人旅行者向けコースを開設したのは1953年6月。当時の外国人利用者数は9436人だったが、60年を経た今では7 倍になっている。もっとも多かった時期は80年代前半で、5年連続で10万人を突破。その後、徐々に数を減らし、01年には最盛期の半分以下に落ち込んだものの、政府のビジット・ジャパン事業開始もあって持ち直す。ところが、リーマンショック、東日本大震災等の影響を受けて10〜13年はさらに大きな落ち込みに。しかし、それも底を打ち、昨年あたりから再び回復基調に入っている。定期観光バスの利用者数の推移からも今の日本が透けて見える。

 同社の外国人利用客数が初めて10万人を突破したのは、大阪万博前夜の69年。2020年東京五輪に向けて、この数字はどこまで伸びるのだろうか。

BUCK NUMBAR

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