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ORICON NEWS
深津絵里 「苦しさがあるから“楽しい”」
過酷な状況を楽しんだ“サバイバル撮影”の旅
「2カ月ちょっとオールロケーションで撮影して、そのすべてが天気に左右されていました。豚を追いかけたり、真冬の川に入ったり、そういうシーンが全部天気との闘い。テストをせずにぶっつけ本番が多くて。一歩間違うと危険なこともあったし、緊張感をもって臨みました。でも、そういう状況になる度に、「お芝居ってなんだろう?」と考えることがありました。本物の自然の中に放り込まれて、そこで私たちがやっていることは、脚本があって、リアルに見せている作り物。それをどうやって通用するものに出来るのかずっと考えていました」
出演者たちも“サバイバル”だったという。そんな、人間の生きていく力を描いた作品。出演してみて、世の男性のエネルギーはどう感じるかと問いかけてみた。
劇中の鈴木家はかっこ悪い家族ですけれど、ダメでもいい。この映画はなんとかまとまって、生きようとする“人間の力”を描いています。今、頑張って生きているお父さん、お母さん、働く女性、生きている、踏ん張っている方すべてに届いてほしい。きっとエネルギーがもらえると思います」