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大竹しのぶが新人俳優・矢野聖人を包み込む・・・ 舞台『身毒丸』ポスター初公開

 女優・大竹しのぶ、新人俳優・矢野聖人が新キャストとして名を連ね3年ぶりに上演される蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』の新ビジュアルポスターがこのほど、初公開された。妖艶な表情をみせる撫子(大竹)が、身毒丸(矢野)を抱き寄せる姿が印象的な仕上がりとなった。8523人参加の一般公募オーディションを経て大役を掴んだ19歳の矢野について大竹は「少年から青年に、そして大人になっていくこの時期に蜷川さんに会えたことは大きな財産になるし、していかなければなりません」と期待を込めている。

大竹しのぶ&矢野聖人の新キャストで生まれ変わる舞台『身毒丸』のポスターが初公開 

大竹しのぶ&矢野聖人の新キャストで生まれ変わる舞台『身毒丸』のポスターが初公開 

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 同作は1995年に蜷川の演出、武田真治の主演で親子の愛憎劇が描かれ話題となった。1997年の再演では、5537人の中から勝ち残った藤原竜也(当時15歳)を身毒丸役に抜擢。その演技力は高く評価され、藤原のデビュー作にして代表作としても知られている。

 そして今回、昨年開催されたオーディションでグランプリを獲得し、身毒丸役を射止めた矢野は、早くも“第2の藤原竜也”として注目が高まっている。大竹との禁断の母子像を展開していく矢野は「お母さん役が大竹さんだと名前を聞いた時は驚きました。蜷川さんが天才と呼んでいる方なので」と恐縮し、「大竹さんの出演している舞台を見て圧倒されたことと、その時に受けた衝撃は今でも覚えています」と振り返る。

 一方の大竹はポスター撮影時の矢野の印象を「まるでまだ少年のようでしたが、瞳がキラキラと輝いていました」と語り、「私は加代ちゃん(過去に撫子役を務めた白石加代子)が真治くんや竜也を育てたようにはできないので、2人で蜷川さんについて行きましょう」と、彼との二人三脚で今までとは違うアプローチを目指していく姿勢を明かした。

 新たに生まれ変わる『身毒丸』。「俳優が変わると作品も変わる」と説く蜷川は「大竹さんなら女性が抱えている暗部まで演じられるはず。さらにそれが浄化して灼熱の恋に至るまで、説得力をもって描けると思う」と、今作で起こるであろう変化に自信をうかがわせている。

 幼い頃に亡くした母を恋しく思う少年・身毒丸は、新しい家族として加わった撫子を母と認められずに反抗。撫子も身毒丸を折檻してしまい、それをきっかけに家を飛び出した身毒丸は亡き母を求めて死人が住むと言われる地下世界へ降り、そこである人物に出会う――。舞台『身毒丸』は8月26日(金)から9月6日(火)まで東京・天王洲銀河劇場にて上演される。

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