映画監督の周防正行と元バレリーナで女優の草刈民代夫妻が16日、都内で行われた映画『ダンシング・チャップリン』の初日舞台あいさつに登壇した。2009年にバレリーナを引退した草刈の“ラストダンス”を収め、観客から「ブラボー」の歓声を受けた草刈は「もう踊れません」とニッコリ。「踊り手としての最後の仕事をいい形で撮ってもらった。最後の日もすっきりした気持ちになった。ありがたいなって思ってる」と、フィルムに残した夫に感謝した。
フランスの巨匠振付家ローラン・プティ氏が、バレエダンサーで主演のルイジ・ボニーノのために作り上げたバレエ作品を映画化。周防監督は「ルイジの代表作だから、映像に残した方がいいんじゃないのと話があった。バレエ作品自体、結婚した年に草刈と五反田で観ていたこともあり、草刈が引退するのも決まってたので、作りたいと思った」と運命的なものを感じながらのプロジェクトだったことを語った。
華やかな舞台の裏側を見せる第一幕と、バレエの二幕構成で描かれている内容に、周防監督は「バレエを観たことのない人でも楽しんでもらえるバレエ映画にしたかった。チャップリンの作品でもあるので、バレエファンじゃない人にも楽しんでもらえる作品」とアピール。写真撮影時には、周防監督がチャップリンのトレードマークの山高帽とちょびひげを付けるパフォーマンスで会場を沸かせていた。
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2011/04/16