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NHKと民放連による共同ラジオキャンペーン発足 若者のラジオ離れ対策イベント実施

 NHKと民放連は2日、若者たちを中心とするラジオ離れに対しての取り組みとして、第1回共同ラジオキャンペーン『はじめまして、ラジオです。』の開催および実施を発表した。5月15日に“ラジオを聴いたことがない、または存在すら知らない若者”をターゲットに、NHK敷地内と渋谷に拠点会場を設けてイベントを実施する。民放連ラジオ委員長で文化放送代表取締役社長の三木明博氏は「接触機会を積極的に持っていくための第1歩」と意気込みを語った。今後はイメージソングなども制作していく。

第1回共同ラジオキャンペーン『はじめまして、ラジオです。』実施発表会見に出席した(左から)NHKラジオセンター長の田中孝紀氏、NHK理事の塚田祐之氏、民放連ラジオ委員長で文化放送代表取締役社長の三木明博氏、TBSラジオ&コミュニケーションズ代表取締役社長の加藤嘉一氏、日本民間放送連盟事務局次長兼音声メディア部長の三好晴海氏 (C)ORICON DD inc. 

第1回共同ラジオキャンペーン『はじめまして、ラジオです。』実施発表会見に出席した(左から)NHKラジオセンター長の田中孝紀氏、NHK理事の塚田祐之氏、民放連ラジオ委員長で文化放送代表取締役社長の三木明博氏、TBSラジオ&コミュニケーションズ代表取締役社長の加藤嘉一氏、日本民間放送連盟事務局次長兼音声メディア部長の三好晴海氏 (C)ORICON DD inc. 

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 NHK、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、TOKYO FM、J-WAVE、毎日放送が、昨年2月15日にラジオメディアの将来についての意見交換会を実施。現在のアナログラジオが抱える問題のなかで、課題としてあげられる「若者のラジオ離れ」と「端末普及を含む送受信環境整備」について、共同で取り組んでいくことを昨年7月に合意していた。

 若者へラジオの魅力をアピールするために発足した同キャンペーン。5月のイベントは、高校生を中心とする10代の若者を対象に行い、その後も順次開催予定で全国展開を進めていく。

 三木氏は若者のラジオ離れの要因を「生活習慣の中でパソコンやゲームをするなど(趣味が)多様化してきて、ラジオを聴くという頻度が少なくなった。そして、高音質が当たり前の若者たちには入りにくいのかもしれない」と挙げ、「番組を通じて、パーソナリティの肉声を通じて、人間の温かみが伝わるようなコミュニケーションがラジオにはあると思う」とラジオの持つ力を改めて呼びかけた。

 キャンペーンタイトルについては、TBSラジオ代表取締役社長の加藤嘉一氏が「10代を中心に、ラジオを知らない人にキャンペーン展開するためならば、コンセプトの意味合いが伝わりやすい。自虐的だが、インパクトはある」と説明した。

 また2日より同キャンペーンの公式サイト(firstradio.jp)がオープンし、イベント当日には、各局の人気番組が集結する番組や音楽ライブ、今のラジオに対しての激論バトル、参加型イベントなどが展開される予定。サイト上では、企画段階から参加してもらう高校生によるサポーターチームの募集も受け付けている。各局代表のパーソナリティーは3月中旬に発表予定。

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