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バレンタインは“友チョコ”が定番化 〜“女子会”効果で本命も義理チョコも下火

■調査結果

 長く日本で親しまれてきた「2月14日といば、チョコで告白」。このバレンタイン神話が崩れつつある。お菓子メーカーのグリコが全国の10代、20代の女性を対象に調査を行った「バレンタイン事情2011」を4日に発表。このなかで、未婚女性のみに聞いた「チョコをあげる予定の相手(選択式回答)」の項目では、【女友達】が71.5%でダントツ。昨年の流行語対象にノミネートされた“女子会”に象徴されるように、男性に渡してもなかな理解してくれない“可愛く出来たチョコ”は、女性同士で交換しあう友チョコとして活躍し、2月14日の新定番に。昔は主流だった【義理チョコ対象の男性】(23.5%)は6位、【告白したい相手】(17.8%)は7位となり、今年は2割前後となった。

今年のバレンタインは女性同士で贈り合う“友チョコ”が定着化 

今年のバレンタインは女性同士で贈り合う“友チョコ”が定着化 

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 今回、チョコを送る相手に【女友達】を選んだ回答者の内訳は、中学生と高校生がともに90%を超え、大学生は68.0%と、学生層は軒並み過半数を上回っている。この結果について、伊藤忠ファッションシステムのマーケティングディレクター・吉永由美子氏は「女子中高生は女友達とのコミュニケーション重視で、ケータイにおいてもメールを返すタイミングや絵文字でデコるテンションなど、とても気を使っています。そんな中で、バレンタインチョコを贈った相手は彼氏や男友達よりも女友達が圧倒的(90%以上)、なのもうなずけます」と、結果を分析している。

 では、友チョコは女子学生だけのイベントなのか? 女友達に友チョコを送ると回答したOLは31.0%。約3人に1人と意外に高い浸透度だ。数年前は定番だった【義理チョコ対象の男性】は41.0%と過半数を切っている。一方、「(チョコを)もらいたい相手は?」という設問でも、OLは【女友達】が37.0%で最多。普段ビジネスシーンで助け合う同性の社員や友達に感謝を伝えるギフト習慣として、徐々に親しまれているのかもしれない。

 一昔前の2月14日といえば、朝の登校時から放課後の帰り道まで、男子学生がチョコレートをいくつ貰えるのか? とドキドキしたものだが、今やその役目は女子生徒達の方。可愛くデコレーションした友情の証ともいえるチョコに、友人はどんな笑顔を見せてくれるのか? 思春期ならではの外せない一大イベントになりつつある。またOL層にとっても、面倒に感じた義理チョコデーから一新、ビジネスシーンにおいてライトな形で同性社員に感謝を伝えられる日として、生まれ変わりつつあるようだ。

■実施時期 2010年11月30日(火)〜12月1日(水)
■調査手法 インターネット調査
■調査対象 全国の10代〜20代の未婚女性400名
中学生(13歳〜15歳)…100名 高校生(16歳〜18歳)…100名 
大学生(19歳〜22歳)…100名 OL(23歳〜29歳)…100名




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