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ジェンダー理解に貢献 『大奥』が日本コミック初のジェイムズ・ティプトリ―・Jr賞受賞

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 二宮和也、女優・柴咲コウ出演で今年10月1日公開予定の映画『大奥』の同名原作コミック(よしながふみ著/英語訳の1巻・2巻)が18日、ジェイムズ・ティプトリ―・Jr賞を受賞した。1991年に設立された同賞は、ジェンダー(男女の性差)への理解に貢献したSF・ファンタジー作品に贈られる文学賞で、今回の受賞は日本人初並びにコミック初の快挙となった。

ジェイムズ・ティプトリ―・Jr賞を受賞した『大奥』1巻 (c) よしながふみ/白泉社 

ジェイムズ・ティプトリ―・Jr賞を受賞した『大奥』1巻 (c) よしながふみ/白泉社 

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 『メロディ』(白泉社)で現在も連載中の同作は、2009年度手塚治虫文化賞マンガ大賞をはじめ国内で様々な賞を受賞しているが、日本の歴史を背景にした時代劇が海外の文学賞を受賞したことは異例。作品は、謎の疫病により男の人口が激減した江戸時代が舞台。男女の役割が逆転した大奥、1人の女将軍に3000人の美男が仕え、そこに渦巻く野望と愛憎のドラマを描く。

 同賞は男性のペンネームで活躍した女流SF作家ジェイムズ・ティプトリー・Jrにちなんで設立。日本のセンス・オブ・ジェンダー賞は、日本版ジェイムズ・ティプトリ―・Jr賞として設立され、原作『大奥』は、2005年「第5回センス・オブ・ジェンダー賞」受賞している。

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