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「海外での仕事は出稽古」 真田広之、英語と日本語を駆使しながら役作りに挑戦

 米国で放送中の人気TVドラマ『LOST シーズン6』に出演する俳優・真田広之がプロモーションのために帰国し、インタビューに応じた。世界を舞台に存在感を放ち続ける真田は、初の海外ドラマ出演という自らの“挑戦”について明かすとともに、「海外での仕事は出稽古」と例えながら、今後の活動への思いを語った。

海外ドラマ『LOST シーズン6』に出演する真田広之とエグゼクティブ・プロデューサーのカールトン・キューズ氏(C)ORICON DD inc. 衣裳協力:HUGO/ヒューゴ ボス ジャパン スタイリスト:勝見宜人 ヘア&メイク:SOLO.FULLAHEAD.INC 

海外ドラマ『LOST シーズン6』に出演する真田広之とエグゼクティブ・プロデューサーのカールトン・キューズ氏(C)ORICON DD inc. 衣裳協力:HUGO/ヒューゴ ボス ジャパン スタイリスト:勝見宜人 ヘア&メイク:SOLO.FULLAHEAD.INC 

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 同ドラマシリーズは、南太平洋の無人島に墜落した旅客機の生存者48人が遭遇する過酷で奇怪なサバイバル生活、極限状態に追い込まれた人間の心理を緻密に描いたサスペンス。登場人物の過去と未来が複雑に絡み合う先が読めないストーリー展開で人気を集めてきたが、今シーズンでいよいよ完結することになった。その物語の中で、重要な役どころを担うのが真田演じるテンプルマスターの道厳(DOGEN)だ。

 真田の初登場シーンでの第一声はなんと日本語で「誰だお前たち」。道厳とは、2004年から6年も続いたドラマシリーズに突如として現れた新キャラクターであり、実際に現場で演じた真田も「『お前こそ誰だよ』という視聴者のツッコミが聞こえてきた」と笑う。

 しかも、日本語。真田に出演の依頼があった時、「日本語しか話さない役だと聞いていた」という。それが、徐々に英語の台詞が増えていき、最終的に台詞は全て英語になってしまった。日本語を話していたテンプルマスターがいつのまにか英語を話している。このこともまた、謎の多い同ドラマシリーズならではの“謎”の一つであり、物語上、重要な要素になっているというのだ。

 そもそも脚本は全て英語で書かれており、セリフの日本語訳には真田自身が深く関わった。「英語のセリフの直訳をキャラクターにあった言い回しに直していきました。時代劇っぽいセリフになり過ぎてもいけないし、今風にしても道厳というキャラクターのイメージと合わない。なによりも日本の観客が観た時に、おかしな日本語は絶対使えませんし、そういう歴史を変えていきたいという想いもあり、使命でもあると感じました」。

 真田は『ラストサムライ』以降、『上海の伯爵夫人』『ラッシュアワー3』そして『スピードレーサー』とハリウッド映画への出演が相次いだかと思えば、英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの『リア王』の公演では唯一日本人として舞台を踏み、映画『プロミス』ではアフレコまで自ら中国語で果たすなど、国際的に活躍の場を広げている。「今も日本から送られてくる脚本には目を通していますし、前向きに検討しています。やりがいのある作品、興味のある人たちとの仕事を選んだ結果、たまたま日本から遠ざかってしまった」と話す。

 今後について真田は、「海外での仕事は出稽古。大ヒットしたと言われる映画よりも多くの視聴者がいて、DVDになればさらに世界中に広がっていく『LOST』のような作品に関わり、吸収したものを日本に持ち帰ったら、世界に持っていけるような作品づくりに生かしていく。そういう行き来ができたらいいなと。映画作り、ドラマ作りに国境はないという実感もありますね」と語った。やりがいのある作品を求めて、真田の挑戦は続く。

◆『たそがれ清兵衛』を観て以来、真田さんのファンだった

 2月上旬、真田とともに『LOST』シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーのカールトン・キューズ氏が来日。真田を起用した狙いを聞いた。

――日本の俳優・真田広之を起用した狙いは?
【キューズ氏】テンプルマスターという新しいキャラクターを加えることになり、非常にパワフルでカリスマ的な存在感を出せる俳優を探していました。実は、真田さんが出演するのが決まってから、彼のイメージを生かして物語を組み立てたんです。そうして出来上がったエンディングをみなさんにご覧いただくことになりました。個人的には『たそがれ清兵衛』を観て以来、真田さんのファンでした。『ラストサムライ』の真田さんも好きです。

――真田さんの働きはいかがでしたか?
【キューズ氏】期待以上でした。パワフルで大きな存在でありながら、非常に繊細で情緒的なところもあるという役柄でしたので、真田さんに引き受けていただいたことを非常に嬉しく思っています。

――日本の俳優が出演するメリットはどこに?
【キューズ氏】『LOST』は国際的なドラマです。物語の発端となった墜落してしまった飛行機も、ロサンゼルスからオーストラリア行きでしたので、いろいろな国の方が搭乗していました。生存者の48人(登場人物)の国籍も様々で、アメリカの文化だけではなく、さまざまな国の文化が織り込まれたストーリーを展開してきました。さらに、真田さんという日本の俳優に加わっていただくことによって、非常に面白い要素が加わったのではないでしょうか。

――シーズン6で完結するのは最初から決まっていたのですか?
【キューズ氏】最初の段階ではこんなに人気が出て、シーズン6まで続くとは考えていませんでした。最初の12話ぐらいしか考えていなかったのです。それが、1話、2話の視聴率がとてもよかったので、これは長く続くと思いました。シーズン2を終えたあたりで、最終的なエンディングを踏まえて全体の構成を考えました。

――どのようなエンディングに向かっていくのでしょう。
【キューズ氏】エンディングを迎えるにあたって、我々が目指しているもの、達成しなければいけないことは、視聴者が長い間抱き続けてきた島の謎に答えることと、それぞれの登場人物の運命の行方です。『LOST』が多くの方に観ていただけたのは、登場人物たちに感情移入してくれたからこそ、ここまでついてきてくれたのです。その思いに答えなければいけません。

 『LOSTシーズン6』はCSの海外ドラマ専門チャンネルAXNで5月に第1話のプレミア放送、今夏に全18話を放送予定。また、年内のDVD化も決定している。

『LOST シーズン6』公式サイトAXN『LOST』シリーズDVD情報

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  • 海外ドラマ『LOST シーズン6』に出演する真田広之とエグゼクティブ・プロデューサーのカールトン・キューズ氏(C)ORICON DD inc. 衣裳協力:HUGO/ヒューゴ ボス ジャパン スタイリスト:勝見宜人 ヘア&メイク:SOLO.FULLAHEAD.INC 
  • 真田広之 (C)ORICON DD inc. 
  • LOST シーズン6』真田広之(DOGEN役)の出演シーン(C)ABC Studios.  

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