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キアヌ・リーブス、ご機嫌の来日会見も実は緊張していた



 破滅に向かう地球……、その時人類は何を考えどう行動するのか。1951年の名作映画をベースに、今の時代向けにアレンジした新たな作品としてハリウッドが送り出すSFアクション大作『地球が静止する日』(12月19日公開)。その破滅的なストーリーのなかで冷徹で異質な雰囲気をもつ主人公・クラトゥを演じるキアヌ・リーブスが来日し、企画の段階から製作に関わってきた本作への思い入れを語った。

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■ハリウッド的な大作だけど人のハートをしっかり描く


――この役を引き受けた理由は?

話がおもしろくていい役であることです。現代劇でエイリアンが登場しますが、こういう企画はめったにありません。ハリウッド的な大作だけど人間のハートをしっかり描いているところが気に入りました。これだけまとまった要素がある映画は、そうあるものではありません。

――出演作を選ぶ時の基準は?

好きかキライかという判断になりますが、まず何を伝えるストーリーなのかがひとつ。そのなかで自分がどういう役で、どのくらいの役割を占めるか、という判断で決めます。もちろん監督や共演者などの要素も重要ですが、作品の大小は関係ないです。『スキャナー・ダークリー』(2006年)は小さな作品ですが出演していますし。

――オリジナル版『地球の静止する日』(1951年)でのクラトゥ(マイケル・レニー)は、温かみのある人物でしたが、キアヌさんは冷徹な印象。そうした理由は?

もちろんその違いはよく意識しています。この2作では話のフレームは同じですが、語り口が違うんです。オリジナルのクラトゥは初めはいい人ですが、だんだんと人類に警告を発する側の人物に変わっていきます。今作はそれとまったく逆で、エイリアンがだんだん人間的になっていきます。最後は観客に「皆さんはどう考えますか?」と提示することで終わるというアプローチになっているんです。

――人類滅亡の危機を描く多くの映画があるなか、この作品が秀でている点は?

この映画は、最後は観客の考えにゆだねているんです。そこが違うところです。

■来日会見中は「静かだったので」つい歌を……

――もしクラトゥのような不思議な力を持っていたら何をしたいですか?

長い待ちの列があるときにスピードアップさせたり、コンピュータでやることがすべて頭のなかでできるパワーが欲しいかな。あとは、いろいろな人と同時にしゃべりたい(笑)。

――共演のジェイデン・スミス君(ウィル・スミスの息子)は真面目そうな感じですが、撮影現場では?

子供っぽいところもありますが、真面目だしとてもかしこいですね。演技のアドバイス? とくに何もしませんでしたよ。リハーサルなどで気は会いましたけど、私的なところで付き合う時間まではありませんでしたね(笑)。

――来日会見中(17日)に「次はどんな質問が来るのかな〜♪」という歌(?)を口ずさんでいましたがあの曲は?

すごく静かで緊張していたので……。それだけです(笑)。誰かの曲とかではなく、道を歩きながら皆さんがなんとなく口ずさむようなものです。もちろん皆さんをバカにしていたとかではありませんよ。

――来日は何回目? 今回はどこかに行きましたか?

10回目くらいですかね、もうわかりません。今回の来日ではまだどこへも行っていません。魚釣りが好きな友人がいて、時間があればその人たちと釣りに行きたいですね。

世界各地で異変が起こる『地球が静止する日』衝撃映像


キアヌ・リーブス:PROFILE
カナダ・トロントで舞台やテレビに出演したのち、米ロサンゼルスに移り、1986年に映画デビュー。同年の『リバース・エッジ』で高い評価を獲得し若手スターとしての地位を確立していく。その後、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ドラキュラ』(1992年)、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『リトル・ブッダ』(1993年)など巨匠の大作に主演。ヤン・デ・ボン監督の『スピード』(1994年)、ウォシャウスキー兄弟による『マトリックス』3部作(1999〜2003年)の世界的なヒットで名実共にハリウッド屈指のスターの座に登りつめる。
 

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