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第32回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に出品され、最高賞であるグランプリを受賞した『おくりびと』の受賞会見が3日(水)に都内で行われ、主演の本木雅弘と脚本の小山薫堂(くんどう)が出席した。まだ実感がわかず他人事みたいという本木は「喜びを分かち合いたいという北京オリンピックのメダリストと同じ気持ち」とコメント。また、所属事務所の元社長であり、本作に深く関わりながら昨年11月に亡くなった小口健二氏に最高の報告ができたと喜びを語った。
朗報の翌日に急遽行われたこの日の会見には、スケジュールの都合があわず欠席した滝田洋二郎監督と広末涼子はビデオレターで登場。広末は「すごく嬉しくて私も驚いています。風景も音楽も物語も本木さんもとても美しい作品です。皆さんに愛され、一人ひとりの心に残る作品になることを願っています」。現在、実写版『釣りキチ三平』(2009年春公開)の撮影で秋田にいる滝田監督は「なんといっても本木さんのこの映画へのこだわり、役へのアプローチに感動しました。広末さんの透明感、山崎さんの大きな存在感、ほかのキャスト、スタッフに助けられました」と、関係者への感謝の気持ちと映画に込めた思いを語った。
一方、今回、映画脚本を初めて手がけた小山は「何もないところから作って、滝田監督のところに嫁に出したら篤姫になって戻ってきた」とコメントし会場を和ませると、さらに勢いにのり「男の仕事へのプライドと生き様を描きました。ぜひ政治家の皆さんに観てもらいたい。福田さんがこの映画を観ていたら辞めなかったんじゃないか」と熱く語った。また、小山は、その後に行われた試写会の舞台挨拶では「グランプリが取れるとは……。脚本賞じゃなくて残念」と本音(?)ものぞかせた。
本木は、今回は逃した主演男優賞への思いを聞かれると「謙遜ではなく、個人の力ではない。静かな成長物語であり、主人公は劇的なキャラクターでもなければ、演じきったという自負もない。絶妙なバランスのなかでの総合力です」と静かに語った。
そして、今回の喜びをまず事務所社長だった小口氏に伝えたかったとしながら、義理の父・内田裕也からは「本木オメデトウ。オレはトロントをねらう」とのお祝いのFAXを受け取ったことを明かし、笑顔をみせた。
この日、都内のホールでは試写会が行われており、映画主題歌を歌うAIが登場。生で楽曲を初披露した。さらに、会見を終えた本木がサプライズで駆けつけ、AIに花束を贈呈すると、会場は大きな歓声に包まれ、映画のグランプリ受賞を観客全員が祝っていた。
この先、『おくりびと』は、中国最大規模の映画祭・金鶏賞(9月8日〜9月14日)、アジア最大規模の映画祭・釜山映画祭(10月2日〜10月10日)に出品される。
今年のモントリオール映画祭のコンペ部門には、『おくりびと』、君塚良一監督『誰も守ってくれない』のほか、世界14ヶ国から20作品が選ばれ、『誰も守ってくれない』は最優秀脚本賞を受賞している。
これまでの同映画祭では、日本映画としては、2006年に奥田瑛二監督の『長い散歩』がグランプリを受賞しているほか、市川準監督の『東京夜曲』での最優秀監督賞(1997年)、高倉健の『鉄道員<ぽっぽや>』での主演男優賞(1999年)など、日本映画人の受賞は10回を超えている。
第32回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に出品され、最高賞であるグランプリを受賞した『おくりびと』の受賞会見が3日(水)に都内で行われ、主演の本木雅弘と脚本の小山薫堂(くんどう)が出席した。まだ実感がわかず他人事みたいという本木は「喜びを分かち合いたいという北京オリンピックのメダリストと同じ気持ち」とコメント。また、所属事務所の元社長であり、本作に深く関わりながら昨年11月に亡くなった小口健二氏に最高の報告ができたと喜びを語った。
朗報の翌日に急遽行われたこの日の会見には、スケジュールの都合があわず欠席した滝田洋二郎監督と広末涼子はビデオレターで登場。広末は「すごく嬉しくて私も驚いています。風景も音楽も物語も本木さんもとても美しい作品です。皆さんに愛され、一人ひとりの心に残る作品になることを願っています」。現在、実写版『釣りキチ三平』(2009年春公開)の撮影で秋田にいる滝田監督は「なんといっても本木さんのこの映画へのこだわり、役へのアプローチに感動しました。広末さんの透明感、山崎さんの大きな存在感、ほかのキャスト、スタッフに助けられました」と、関係者への感謝の気持ちと映画に込めた思いを語った。
本木は、今回は逃した主演男優賞への思いを聞かれると「謙遜ではなく、個人の力ではない。静かな成長物語であり、主人公は劇的なキャラクターでもなければ、演じきったという自負もない。絶妙なバランスのなかでの総合力です」と静かに語った。
そして、今回の喜びをまず事務所社長だった小口氏に伝えたかったとしながら、義理の父・内田裕也からは「本木オメデトウ。オレはトロントをねらう」とのお祝いのFAXを受け取ったことを明かし、笑顔をみせた。
この日、都内のホールでは試写会が行われており、映画主題歌を歌うAIが登場。生で楽曲を初披露した。さらに、会見を終えた本木がサプライズで駆けつけ、AIに花束を贈呈すると、会場は大きな歓声に包まれ、映画のグランプリ受賞を観客全員が祝っていた。
この先、『おくりびと』は、中国最大規模の映画祭・金鶏賞(9月8日〜9月14日)、アジア最大規模の映画祭・釜山映画祭(10月2日〜10月10日)に出品される。
今年のモントリオール映画祭のコンペ部門には、『おくりびと』、君塚良一監督『誰も守ってくれない』のほか、世界14ヶ国から20作品が選ばれ、『誰も守ってくれない』は最優秀脚本賞を受賞している。
これまでの同映画祭では、日本映画としては、2006年に奥田瑛二監督の『長い散歩』がグランプリを受賞しているほか、市川準監督の『東京夜曲』での最優秀監督賞(1997年)、高倉健の『鉄道員<ぽっぽや>』での主演男優賞(1999年)など、日本映画人の受賞は10回を超えている。
2008/09/04