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巨匠・ちばてつやが4年半ぶりの新作マンガ発表

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 『あしたのジョー』や『あした天気になあれ』で知られる漫画界の巨匠・ちばてつやが4年半ぶりの新作として5月25日発売のビッグコミック(小学館)創刊40周年記念特別読み切り『赤い虫』を掲載することが決定した。

 ちばは現在、栃木県の文星芸術大学で芸術学部マンガ専攻の教授を務めており、自身のブログで「『赤い虫』の仕上げを、うちのコンピューターの先生や学生諸君の有志に手伝ってもらいながら最後の追い込みにかかっているところなんだ。60ページ近くもあるのでもう大変。今夜はこのPC室で徹夜になりそうだよ」と69歳となった今も湧き上がるマンガへの情熱をたぎらせている。

 ちばは1956年にマンガ家デビュー。1968年に高森朝雄こと梶原一騎原作の『あしたのジョー』の連載を開始。11日放送の日本テレビ系『行列のできる法律相談所』のカンボジアに学校を建設するためのオークション企画にちばが描いた“ジョー”の絵を出品したところ、220万円で落札されるなど連載開始から40年たった今でも根強いファンを持つ不朽の名作。2005年から文星芸術大学の教授に就任し、マンガ界の後進の指導にあたっている。

 今回は2003年にビッグコミックで描いた『家路(1945〜2003)』以来、実に4年半ぶりとなる新作マンガで、数々のスポーツ漫画の名作を生み出してきたちばの製作の裏側に隠されていたという一匹の“赤い虫”の真実を描く。

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