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藤田まこと、46年ぶり俳優の“ふるさと”へ凱旋

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 俳優・藤田まことが21日(木)、大阪・リサイタルホールで最新主演映画『明日への遺言』の試写会イベントに出席した。同所は、かつて藤田が名役者としてのステップアップを遂げた大阪・朝日放送の伝説の番組『てなもんや三度笠』の収録地でもあり、およそ46年ぶりの“凱旋”となった。同局・道上洋三アナウンサーと昔話に花を咲かせた藤田は「いつもサブにいた演出家に怒られてばかりで、一目散に逃げ帰っていたね」と語り、最後に小学4年になる孫娘から花束を受け取ると俳優から一転、“お爺ちゃん”の顔をみせた。

 海軍の志願兵だった当時17歳の実兄・原田真一が久米島沖で戦死した過去を持つ藤田は「あくまで記録映画として参加した。これまで、俳優は五体で表現すると思っていたが今回は主人公の心が私に入ってきた。作品を通して今、平和の尊さを感じているのは、日本よりアメリカかもしれませんね」と挨拶。藤田からオファーの承諾に長期間かかったという小泉堯史監督も「作品ができたら、もう渡米しても帰ってこれなくなるって心配した」と、未だに続く戦争が落とす暗い陰を指摘した上で、平和な世の中になることを願っていた。

 藤田演じる第2次世界大戦のB級戦犯を受けた元海軍司令長官・岡田資中が部下の行為を全て自分1人で背負う姿を、妻や家族に支えながら戦い抜くまでを描いた『明日への遺言』は来月1日(土)より公開。

藤田まこと 

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