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日本アカデミー賞、最優秀作品賞は『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

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 2007年には数々の日本映画が公開され、俳優やスタッフの活躍は多くの映画ファンを楽しませた。そんな2007年を総括する『第31回日本アカデミー賞』の授賞式が15日(金)に都内で開催され、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が最優秀作品賞を含む計5部門を受賞した。

 今回の『日本アカデミー』最優秀作品賞に輝いた『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の主演オダギリジョーは、黒いアイシャドーを目の周りに塗った奇抜なメイクで登場。「今日は胃が痛くて、それをアピールするためにこんな感じにしてみました。でも、こんなことやってるから主演男優賞獲れないでしょうね」と自虐的に受賞の喜びを語った。

 今作で最優秀主演女優賞に選ばれた樹木希林は「リリー・フランキーさんの原作があってのもの。その原作をひとつも超えられず不甲斐なく思っています。主演女優賞なんてとんでもない! でもせっかく貰ったので頂いておきます」と、独特の言い回しで喜びを表現。また、今作で実現した愛娘の内田也哉子との共演については、「特に何もありません。“そんなのカンケーねぇー!”という感じです」と小島よしおのギャグを披露し笑いを誘っていた。

 最優秀主演男優賞は『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の吉岡秀隆が受賞。06年に1作目の『ALWAYS 三丁目の夕日』でも同賞を受賞した吉岡は、「どうもスイマセン。同じ役で2度も頂いてしまい、ビックリしています」と挨拶。「でも、この作品で茶川役を演じてから、他の役を何も頂いておりません。僕は映画の力を信じている人間なので、これからもよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。

 また会場では、先日肺炎のため92歳で死去した映画監督の市川崑さんへの追悼のメッセージが映し出され、日本映画界に多大なる影響を与えてきた氏の功績を称えた。最優秀主演女優賞の樹木は「市川さんはこれまで79本の映画を作りましたが、弔問で御前に座ったとき『80本目は次に続く映画人に任せる』と仰っていました」と感極まった様子で語っていた。

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