国の重要文化財「旧奈良監獄」を再生したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」が、米メディア「National Geographic(ナショナル ジオグラフィック)」の「Best of the World 2026:20 Best New Hotels」に日本の宿泊施設として唯一選出された。さらに、『エル・デコ』日本版が独自に設ける「Japanese Social Design Project賞」も受賞。歴史的建築の保存と現代のデザインを融合させた取り組みが、国際的な評価を集めている。
「星のや奈良監獄」は、星野リゾートが2026年6月25日に開業したホテル。1908年に誕生した旧奈良監獄の歴史的価値を守りながら、現代のラグジュアリーな滞在空間へと再生させた。明治時代の赤レンガ造りや放射状の建築構造など、往時の姿を伝える意匠を生かし、文化財に宿泊するという特別な体験を提供している。
「Best of the World」は、自然や歴史、文化などをテーマに、世界各地の訪れるべき旅先を選出するナショナル ジオグラフィックの企画。今回初めて発表された「20 Best New Hotels」では、新たに開業したホテルや歴史的建築を再生した施設など、滞在そのものが旅の目的地となる20施設を選出した。
同メディアは「星のや奈良監獄」について、歴史的建造物を見事に再生し、宿泊者が日本の歴史と文化に深く没入できる独自の体験を提供している点を評価。単なる宿泊施設としての魅力にとどまらず、文化遺産を体感できる旅先として注目した。
一方、「Japanese Social Design Project賞」は、世界各国・地域で発行されるインテリアデザイン誌『エル・デコ』のデザイン賞「ELLE DECO International Design Awards(EDIDA)」に関連して、日本版が独自に設けている賞。デザインの優秀さに加え、持続可能性やデザインの継承、教育など、社会に良い影響をもたらすプロジェクトを対象としている。
今回の受賞では、歴史的建築の保存とホテルへの再生を両立させたデザインや、文化財を持続的に活用する社会的意義が評価された。ホテルのデザインは、「星のや」ブランドの施設を数多く手掛ける東 環境・建築研究所の東利恵氏が担当している。
施設内では、旧監獄の建築的特徴を残しながら、現代的な照明や色彩設計を取り入れた空間が広がる。かつての中央看守所は、建物全体を見渡せる構造を生かし、歴史的な意匠を際立たせた。旧講堂を活用したメインラウンジは、高さ9メートルの大空間にトラス構造の梁やアーチ窓が映える荘厳な雰囲気が特徴だ。また、独居房などを9〜11室連結した客室は、赤レンガの重厚感を残しながら、ゆったりと過ごせるスイートルームへと生まれ変わった。
旧奈良監獄は、明治政府が建設した「明治五大監獄」の1つ。1946年に「奈良少年刑務所」へと改称され、更生教育の場として2017年の閉庁まで使用された。同年2月には国の重要文化財に指定されている。再生事業は国と民間の共同プロジェクトとして進められ、観光を通じて文化財を守る新たな活用モデルを目指している。
「星のや奈良監獄」のコンセプトは「明けの重要文化財」。近代国家として歩み始めた明治期に花開いた西洋文化を滞在空間に織り込み、歴史の深みと非日常を味わえる施設として展開する。併設する「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」では、日帰りで旧奈良監獄の歴史に触れることもできる。
【画像】レンガ造りの部屋が美しい!かつての独居房を連結したスイートルーム
「星のや奈良監獄」は、星野リゾートが2026年6月25日に開業したホテル。1908年に誕生した旧奈良監獄の歴史的価値を守りながら、現代のラグジュアリーな滞在空間へと再生させた。明治時代の赤レンガ造りや放射状の建築構造など、往時の姿を伝える意匠を生かし、文化財に宿泊するという特別な体験を提供している。
同メディアは「星のや奈良監獄」について、歴史的建造物を見事に再生し、宿泊者が日本の歴史と文化に深く没入できる独自の体験を提供している点を評価。単なる宿泊施設としての魅力にとどまらず、文化遺産を体感できる旅先として注目した。
一方、「Japanese Social Design Project賞」は、世界各国・地域で発行されるインテリアデザイン誌『エル・デコ』のデザイン賞「ELLE DECO International Design Awards(EDIDA)」に関連して、日本版が独自に設けている賞。デザインの優秀さに加え、持続可能性やデザインの継承、教育など、社会に良い影響をもたらすプロジェクトを対象としている。
今回の受賞では、歴史的建築の保存とホテルへの再生を両立させたデザインや、文化財を持続的に活用する社会的意義が評価された。ホテルのデザインは、「星のや」ブランドの施設を数多く手掛ける東 環境・建築研究所の東利恵氏が担当している。
施設内では、旧監獄の建築的特徴を残しながら、現代的な照明や色彩設計を取り入れた空間が広がる。かつての中央看守所は、建物全体を見渡せる構造を生かし、歴史的な意匠を際立たせた。旧講堂を活用したメインラウンジは、高さ9メートルの大空間にトラス構造の梁やアーチ窓が映える荘厳な雰囲気が特徴だ。また、独居房などを9〜11室連結した客室は、赤レンガの重厚感を残しながら、ゆったりと過ごせるスイートルームへと生まれ変わった。
旧奈良監獄は、明治政府が建設した「明治五大監獄」の1つ。1946年に「奈良少年刑務所」へと改称され、更生教育の場として2017年の閉庁まで使用された。同年2月には国の重要文化財に指定されている。再生事業は国と民間の共同プロジェクトとして進められ、観光を通じて文化財を守る新たな活用モデルを目指している。
「星のや奈良監獄」のコンセプトは「明けの重要文化財」。近代国家として歩み始めた明治期に花開いた西洋文化を滞在空間に織り込み、歴史の深みと非日常を味わえる施設として展開する。併設する「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」では、日帰りで旧奈良監獄の歴史に触れることもできる。
2026/10/26