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書店を楽しむ祭典『BOOK MEETS NEXT 2026』が今年も開催! 「本との出会い」語る又吉直樹や宇垣美里ら登壇イベントも実施

 19日、『BOOK MEETS NEXT 2026』オープニングイベントが神田明神ホールで行われた。フリーアナウンサーの宇垣美里、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹、声優の松風雅也が登場し、スペシャルトークを展開。書店を楽しみ、本に触れる“特別な体験”、「BOOK MEETS NEXT」の楽しみ方を一挙紹介!

mokuji目次

  1. 宇垣美里&又吉直樹、大人になって気づく再読の魅力と、心に残り続ける「忘れられない1冊」
    1. 原点となった幼少期の作品から、救われた近代文学まで――それぞれの本との出会い
  2. 『BOOK MEETS NEXT』どんな取り組み? 「書店に行きたくなる」イベントが満載!
    1. 読書10年分の図書カードが当たる「BOOKスタンプラリー」
    2. 収集欲高まる!カプセルトイの「ブックカバーチャーム」デザインは全68種類
    3. 情熱の詰まった本棚を表彰「本棚デザイン大賞」を新設
    4. 「本の日大賞」や「#心が大きく動いた本」のキャンペーンも!
    5. 本を読むたびにコアラとハグできる…『ブックカバーデザイン大賞』を発表!
  3. 海外での「日本の本」ブームを好機に…グローバル展開と新たな読書の波に期待も

宇垣美里&又吉直樹、大人になって気づく再読の魅力と、心に残り続ける「忘れられない1冊」

 トークショーでは、さまざまなテーマについて語り合った。「人生で初めてハマった本」では、MCの松風雅也が『バーバパパ』を挙げ、「どんな形にでも変化できる自由さが昔から好きでした。実はそれ、『子どもが描いても失敗にならないように』『どの形も正解になるように』という作者の想いがあったそうです。幼い頃のワクワクにそんな意図があったと大人になって知り、改めて作品を見返したくなりました」と熱弁した。

 「物心ついた時から本が好きで、息をするように本を読んでいた」という宇垣美里は、『夢水清志郎』シリーズ(著・はやみねかおる)、『クレヨン王国』シリーズ(著・福永令三)を挙げた。「『夢水清志郎』シリーズを読んでから、もっと事件モノを読みたくなり、シャーロック・ホームズやポアロなども読むようになりました」とミステリー好きにつながった原点を明かした。

 又吉直樹は、幼少時に絵本『ぐりとぐら』(作・中川李枝子/絵・山脇百合子)を、中学時代に芥川龍之介、太宰治ら近代文学の作家にハマった。「太宰の『人間失格』にハマりました。自分がクラスでちょっと浮いたりしてモヤモヤしていた時、太宰や芥川の作品を読んで『あれ、めちゃくちゃ自分ぽい。自分と近いな』と感じて。それらの作品がたくさんの人に読まれていることに勇気をもらいました。僕は周りとの歩幅に違和感があったけど、みんなもそうなんやとわかったんです」

 また、「文章の書き方が上手いし、共感させる力など、あらゆる能力が作家として化け物レベルに高いと思います。またユーモアのセンスも抜群」と”太宰愛”を披露した。

原点となった幼少期の作品から、救われた近代文学まで――それぞれの本との出会い

 続いて「最近ハマった本」では、宇垣が『十二国記シリーズ』(著・小野不由美)を挙げた。7年ぶりの新作発売に、「改めてシリーズを最初から読み返したら、本当に面白かった。初めて読んだのは高校生の頃で、当時の主人公と同じ目線で読んでいたけど、今は大人の目線で楽しんでいます」と再読の魅力を語った。それを受けて又吉も「再読が大好きで、2回目、3回目の方が面白いと思うくらい」と追従した。

 その又吉は、最近ハマった作品に『きずもの』(著・西加奈子)を挙げた。「いろんな要素が詰まった長編小説で、読む人によって感じ方がぜんぜん違うと思います。作者の西さんはちゃんと自分なりの答えを用意してくれていますが、それぞれ自分で考えながら読める作品だと思います」

 さらに「忘れられない1冊」では、宇垣が『夜と霧』(著・ヴィクトール・フランクル)を選んだ。アウシュビッツでの経験を記した作品で、「ガス室を作るのが人間なら、すべてを奪われた時、それでも祈りを捧げるのもまた人間。どんな極限状態になっても、最後までどんな風に振る舞うかということだけは奪えないと書かれていて、すごく衝撃を受けました」と振り返った。

 又吉は『東京八景』(著・太宰治)を挙げ、「けんかが強いとか、頭がいいとか、そういうことをみんな武器としがちやけど、いろんなことに悩んだり苦しんだりしてきたことこそが、その人の武器ではないか、ということを美しい言葉で書いてくれていて、参考になりました」と話した。イベントでは、“本好き”ならではの熱いエピソードが語られた。

 トークショーのラストには、「本をたくさん読んで、人生をより豊かにしていただきたいと思います」(宇垣)、「昔と比べて本の値段が高くなったとも言われますが、何回も繰り返し読めるし、読み返す度に違う発見があります。10〜20年後も面白い作品が生まれやすい社会になっていけばいいなと願っています」(又吉)とそれぞれメッセージを送った。

 そして、『BOOK MEETS NEXT 2026』の関連イベント「『本』と『声』2026」(11月1日)に出演する松風は、「声優が自分の好きな本の話をしたり、本を通じて人となりがわかるイベントを一緒に楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

『BOOK MEETS NEXT』どんな取り組み? 「書店に行きたくなる」イベントが満載!

 『BOOK MEETS NEXT』とは、「本との新しい出会い、はじまる」をスローガンに、2022年よりスタートしたキャンペーン。多くの地域から書店がなくなり、本が読まれなくなったと言われているこの時代に「これまで以上に“本が好きな人”をワクワクさせ、“本との距離感が遠い人”には魅力的な本との出会いを届けたい」と、出版業界が一丸となって実施している企画。5度目の開催となる『BOOK MEETS NEXT 2026』のテーマは「ゆっくり、大興奮。」。本をめくるスピード、本棚をめぐるスピードで過ごす中で、ゆっくりでも心が大きく動くような体験を書店で届けていく。

 メインポスターには、陸上最速の動物であるチーターが本を手に取ってじっくり読書を楽しむ姿が描かれ、テーマの世界観を印象的に表現している。ここからは、オリコンニュースが注目するイベント・企画を紹介する!

読書10年分の図書カードが当たる「BOOKスタンプラリー」

 「BOOKスタンプラリー」が10月24日(土)〜11月23日(月・祝)開催。全国約2,600の対象書店で掲載されているポスターや卓上POPのQRコードを読み取りLINEのスタンプをゲット。貯めたスタンプで豪華景品に応募ができる。

スタンプ5個:“読書10年分”として図書カードネットギフト10万円分が5名様に当たる
スタンプ3個:本をもって旅に出られる、星野リゾート宿泊ギフト券5万円分が10名様に当たる
スタンプ1個:図書カードネットギフト2,000円分が1000名様に当たる
 1日1個スタンプを取得でき、期間中は何度でも応募することができる。書店を巡ってスタンプを貯め、豪華景品に応募してみよう!

≫「BOOKスタンプラリー」参加はこちら!

収集欲高まる!カプセルトイの「ブックカバーチャーム」デザインは全68種類

 ご当地書店の“紙のブックカバー”は、書店のロゴや絵柄に各地域の“書店の想い”が込められた馴染みのアイテム。新しい紙のにおいや、これから読む本への期待感を高めてくれるブックカバーだけは欠かさずつけてもらう…という人もいるのでは?

 昨年SNSで話題になったご当地のブックカバーチャームを、カプセルトイで発売。今年はデザインが68種類あり、1カプセル500円で、約180書店で販売される。「何のチャームが当たるのか?」というワクワク感が、書店へ足を運ぶ大きなきっかけとなりそうだ。

≫ブックカバーチャーム販売書店はこちら!

情熱の詰まった本棚を表彰「本棚デザイン大賞」を新設

 今年度からの新たな取り組みとしてスタートするのが「本棚デザイン大賞」。書店員のアイデアと自由な発想、情熱が詰まった「出会いを生む本棚」を表彰する大賞。テーマ設定や選書、陳列、装飾などの工夫を通じて読者の心を動かす本棚を表彰し、本との新たな出会いを応援することを目的としている。

 消費者にとっては、訪れる店舗ごとに異なるテーマ設定や独自の選書、趣向を凝らした陳列・装飾など、書店員のこだわりが光る魅力的な売場に出会えるのが大きな見どころ。「こんな本があったんだ!」「このテーマの棚は面白い!」といった新たな発見があり、店内を歩いて本棚を眺めるだけでも存分に楽しめる空間が広がる。

≫「本棚デザイン大賞」をチェックする!(※「Book Event Navi」サイトへ遷移)

「本の日大賞」や「#心が大きく動いた本」のキャンペーンも!

 このほかにも、様々な取り組みが開始されている。11月1日「本の日」を記念して行われる「本の日大賞」など、盛りだくさんの内容が揃っている。

 公式Xでは、「#心が大きく動いた本」のハッシュタグを付けて投稿すると、抽選で図書カードネットギフトが当たる投稿キャンペーンを開催中。感動した1冊や思い出の作品を投稿することでプレゼントが当たるチャンス。書店に足を運んで、本や読書体験の思い出をSNSで共有しよう!

≫BOOK MEETS NEXTの公式Xをフォロー

本を読むたびにコアラとハグできる…『ブックカバーデザイン大賞』を発表!

 11月1日の「本の日」を記念した『ブックカバーデザイン大賞』の表彰式が行われ、応募総数453件の中からコアラをモチーフにした作品「BOOK HUG」が大賞に決定した。

 「みんなが幸せになれるブックカバー」をテーマに制作した受賞者の丸山花渚さんは、「ギュッとすることで感じる安心感や幸せを本と読者の間にも感じてもらいたいと思いデザインしました」と意図を説明。「本を読むたびにコアラとハグできるデザインです。寄り添ってくれるようなカバーで読書が温かい時間になり、手に取った方にも幸せを感じてもらえたら」と喜びを語った。

 同ブックカバーは11月1日より全国の企画参加書店で配布される。

海外での「日本の本」ブームを好機に…グローバル展開と新たな読書の波に期待も

 冒頭でも触れたように、多くの地域で書店が姿を消し、本が読まれない“無書店地域”が増加するなど、出版業界をめぐる現状は依然として厳しい。そうした中、同イベントの運営委員長を務める紀伊國屋書店・高井昌史代表取締役会長は、「『BOOK MEETS NEXT』では、国内の書店を元気にする企画のみならず、今後は日本の出版業界全体を元気にするグローバル展開への取り組みも応援していきたい」と力強く意気込みを語る。

 高井会長がそう語る背景には、海外における「日本の本」を取り巻く環境のポジティブな変化があるという。

「近年、漫画はもちろんですが、文芸書も含めて、日本の本への注目が大変大きくなってきております。紀伊國屋書店では、ニューヨークをはじめ海外に54店舗を展開しておりますが、日本の本への関心の高まりを肌で感じております。日本の書店をめぐる環境は、年々厳しくなっていますが、新たな取り組みなども生まれ、明るい兆しも見えております」

 さらに世界の読書トレンドを引き合いに出し、日本国内での新たなカルチャー定着にも期待を寄せる。

「アメリカでは若い世代が紙の読書に魅力を感じてリアル書店が増加し、韓国でも『テキストヒップ』(本を読む姿をクールでおしゃれと捉える文化)として若者の読書率が上がっていると聞いております。日本でもこのように読書の魅力が広がれば、新しい読書層が生まれてくるはずです。この機会に書店に足を運んでいただく方が1人でも増えることを願っております」

 今年は全国10地域で関連イベントが展開されており、なかには定員を大幅に超える応募が殺到する企画も登場するなど、確かな手応えを見せている。厳しい冬の時代が続く出版界だが、海外からの追い風と新たな読書の波に乗った取り組みに、大きな注目が集まりそうだ。
 この秋はぜひ近くの書店へ足を運び、自分だけの特別な「本との出会い」や書店めぐりの時間を楽しんでみてはいかがだろうか。

≫『BOOK MEETS NEXT 2026』をチェックする
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