俳優の小栗旬(42)が13日、都内で行われた映画『フロントライン』初日舞台あいさつに登壇。自身が演じた主人公・結城英晴から寄せられたコメントに感謝した。 今回は、上映後に行われる初めてのイベント。小栗は上映後の観客から拍手を受けて「うれしいです」としみじみ。「やっと公開できたなと思っておりますし、この日を迎えられてうれしく思っております」と、万感の表情を見せた。 結城のモデルとなった当時・神奈川DMAT調整本部長だった阿南英明氏は「5年前苦しくて、苦しくて、早く終わりたい、早く忘れたい…そんな思いでした」と本音を吐露し、「でも、撮影現場で小栗さんの後ろ姿を見たとき、完成した映像をみたとき、何度も涙しました。小栗旬さんが演じてくださった絶対のヒーロー像でない『結城』は心から共感できます。本当に素晴らしい小栗DMATが、改めて本当の『勇気』を呼び戻してくれました。再び危機に直面した時に、大切な仲間と逃げずに最善を模索しようと思います」と力強いコメントを寄せた。 阿南氏からの手紙を受け、小栗は「すてきなメッセージをいただいてうれしいです。映画にはない大変さもあっただろうし、それを乗り越えて」と感謝。「今も活躍されていますので、ご自身も無事でいていただきながら、いろいろな災害に向き合っていただきたいなと思います」とエールを送った。 本作は、2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした、世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品。 物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヶ国の3711人。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で に駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった。 イベントには、小栗のほか、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、関根光才監督、増本淳プロデューサーが登壇した。
2025/06/13