少年忍者の川崎皇輝（※崎＝たつさき）が28日、東京・シアタークリエで上演されるミュージカル『町田くんの世界』フォトコール・開幕記念囲み取材に登壇した。

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　安藤ゆき氏による人気漫画を初ミュージカル化。物静かでメガネ。そんな外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用…なのに運動神経は見た目どおりの町田くん。そんな町田くんが周りのみんなを変え、みんなに愛されていく新感覚人間ドラマを描く。町田くんの見えている世界を具現化し、町田くんや周りの人々の気持ちを共有し、“世界は美しい”ということを表現する。それが今回のミュージカル化の狙いとなる。

　「お話をいただいてからかなりの月日が経ったように感じている。ついにいよいよだなと思いつつあっというまだなと言う感覚もありつつ、これまでつくってきたものに自信を持って初日を迎えられたら」と眼鏡をかけ、“町田くん”の役衣装で登場した川崎は感慨深げに語る。

　共演の湖月わたるは「皇輝くんの周りは笑顔にあふれていて、町田くんそのもの」と太鼓判。「オープニングで町田くんが後ろの椅子に座って私たちがセットを動かし、それを見上げる皇輝くんの、メガネの下から見えるキラキラの真っ直ぐな瞳に感動した。彼の瞳に映る世界をこれから表現していくんだな、と」と声を弾ませた。

　これに「町田くんは本当になかなか身の回りにいるようなキャラクターではない。自分と似ている部分はあるのかな？と思っていたのでそういっていただけると」と恐縮する川崎は「目をキラキラさせてと言っていただいたんですけど、まだ町田が入ってないんです（笑）楽しみだと思っている川崎皇輝が8割なんです」と苦笑。湖月から「でも町田くんでしかなかったよ！」とフォローされると、川崎は「そういっていただけると、ひとつ自信になるな」とうれしげだった。

　劇中では町田くんが「目玉焼きしか作れない」というシーンがあるが、川崎は「目玉焼きはもちろん作れますし、料理もできます！」とアピール。本編にはメークインで作った無水肉じゃがが登場するが「この前作りました。作りすぎちゃって…手作り肉じゃがは厳しいかなと思って持ってこなかったんです（笑）」とプライベートでの一幕も明かしていた。

　長澤樹、湖月わたる、吉野圭吾、ウォーリー木下（演出）も参加した。