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「第97回キネマ旬報ベスト・テン」発表 主演女優賞は趣里、主演男優賞は役所広司【コメントあり】

 映画雑誌「キネマ旬報」を発行するキネマ旬報社による映画賞「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」が発表された。主演女優賞は、塚本晋也監督の『ほかげ』で戦後の劣悪な環境の中でもたくましく生きる主人公を演じた趣里。主演男優賞は、昨年5月の「第76回カンヌ国際映画祭」でも最優秀男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』の役所広司が受賞した。

「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」主演女優賞は趣里、主演男優賞は役所広司が受賞

「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」主演女優賞は趣里、主演男優賞は役所広司が受賞

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 日本映画第1位は、阪本順治監督の『せかいのおきく』、外国映画第1位はケイト・ブランシェット主演の『TAR/ター』(トッド・フィールド監督)、文化映画第1位は『キャメラを持った男たち−関東大震災を撮る−』。助演女優賞は、二階堂ふみ(『月』)、助演男優賞は7本の映画に出演した磯村勇斗がそれぞれ選ばれた。

 なお、ベスト・テンの2位以下の作品と各個人賞の詳細は、5日発売の「キネマ旬報2月増刊2023年キネマ旬報ベスト・テン発表号」に掲載される。

■主演女優賞・趣里のコメント
 歴史ある賞をいただき、とても光栄です。自分の中では何一つ変わらないのですが、お陰様で、自分にできることをやって皆さんに「よかった」と言っていただければそれでいい、と思える一年となりました。

趣里(C)富取正明

趣里(C)富取正明

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■主演男優賞・役所広司のコメント
 今年も素晴らしい俳優さんたちが活躍された中で、世界の中でも長い歴史を持つ「キネマ旬報賞」を4度目の受賞、本当に幸運な男だと思います。良い脚本と良い監督が存在しなければ俳優一人では何も出来ません。この出会いと今まで自分に影響を与えてくれたたくさんの人たちに心から感謝します。

役所広司(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.

役所広司(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.

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■受賞者・受賞作品一覧
日本映画監督賞:ヴィム・ヴェンダース『PERFECT DAYS』
日本映画脚本賞:阪本順治『せかいのおきく』
外国映画監督賞:トッド・フィールド『TAR/ター』
主演女優賞:趣里『ほかげ』
主演男優賞:役所広司『PERFECT DAYS』『ファミリア』『銀河鉄道の父』
助演女優賞:二階堂ふみ『月』
助演男優賞:磯村勇斗『月』『正欲』『渇水』『最後まで行く』『波紋』
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編−運命−』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編−決戦−』
新人女優賞:アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』
新人男優賞:塚尾桜雅(つかお・おうが)『ほかげ』
読者選出日本映画監督賞:瑠東東一郎(るとう・とういちろう)『Gメン』
読者選出外国映画監督賞:マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

関連写真

  • 「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」主演女優賞は趣里、主演男優賞は役所広司が受賞
  • 「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画第1位『せかいのおきく』(C)2023 FANTASIA
  • 「2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン」外国映画第1位『TAR/ター』(C)2022 FOCUS FEATURES LLC.
  • 趣里(C)富取正明
  • 役所広司(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.

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