今年、創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作品として公開中のアニメーション映画『ウィッシュ』。100年に1度の記念作品で何を描くべきか。監督を務めたクリス・バックとファウン・ヴィーラスンソーンは、12月上旬に来日した際、ORICON NEWSで行ったインタビューで、「大きなプレッシャーを感じました」と重圧があったことを否定しなかった。
「自分だったらこういう作品を望んでいる、といったものが人それぞれあると思います。でも、世界中の人々が何を望んでいるのかを推測することはできないことに気づきました。私たちはディズニー映画のこれまでの歩みと、スタジオの未来を感じられる作品を目指すべきだと、気持ちを切り替え、ディズニー映画から私たちは、希望、勇気、想像力の大切さを受け取ってきました。それを映画に込めたいと考えました」(ファウン)
「ただオマージュを捧げるだけのものにはしたくない。レガシーを享受しながら、今の時代に合った映画を作りたいと思いました。この映画を観た人たちに、古典的なディズニー映画のようでありながら、新鮮で現代的なものだと感じてもらうことでした」(クリス)
結果として、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を、真正面からテーマとして描くことになった。
「作品に着手した時、100周年ということもあり、これまでのディズニー・アニメーション作品のすべての写真を壁に貼ってみました。そこで、多くのキャラクターが星に願いを込めているという共通点に気が付いたんです。僕たちは『これだ!』と思いました。キャラクターが星に願いをかけて、その星が降りてくる、というアイデアを思いついた時、プレッシャーは、新しいオリジナルの映画を作る興奮に変わりました」(クリス)
原作のないおとぎ話を新たに生み出すことは「難しいことでしたが、楽しい挑戦でした」(ファウン)と言って、両監督は目を合わせた。「タイムレスでありタイムリーな物語にしたいと思いました。ただ星に願いましょう、と言いたいのではなく、そのために自分ら成長する勇気を持ち、周りの人たちに良い影響を与えるキャラクターを描きたいと思いました」(ファウン)
18歳の時にフロリダのディズニー・アニメーション・スタジオで自分と同じタイ出身のアーティストが働いていることを知り、アニメーションの道を志したというファウン監督は「アーシャというキャラクターを作り上げる上で、自分自身の願いを思い出す瞬間が多々ありました。若い頃、私もディズニー・アニメーションで仕事をしたいと思っていて、不可能にも思えたけど、ある時その夢を追う勇気を持てるようになったんです。なぜ人が夢を追い続けられるのか、その力はどこから来るのか。それをアーシャというキャラクターに込めました」と思い入れたっぷりに話していた。
物語を伝える手法としてのアニメーションにも、スタジオが100年の間に築き上げてきた成果やレガシーへの愛と敬意が込められている。「ウォルト・ディズニーは常に限界を押し広げ続けていきました。『ウィッシュ』では、彼のレガシーと最新技術と融合させることにも取り組みました」(クリス)
『ウィッシュ』は、全編がデジタルCGで描かれているのだが、まるで手描きの水彩画のようなアーティストの筆圧や揺らぎを感じられる線と色で構成され、まるで絵本の中に入り込んだような感覚を与える。
「水彩画は、『ピノキオ』や『眠れる森の美女』などスタジオ初期の作品の背景で使われていましたが、水彩のタッチや紙の質感をキャラクターに与えることまではできませんでした。しかし、今のデジタル技術があれば、キャラクターに水彩のようなテクスチャを加えることができます、昔だったら絶対できないようなカメラワークもできるようになりました。あたかも絵本を読んでいるような感覚、その世界が動いているような感覚にしたいと思ったので、2Dの画と3Dのキャラクターを組み合わせてほかに類をみないルックを作り上げました」(クリス)
なお、本作では通常のシネマスコープ(2.39:1)よりもさらにワイドなアスペクト比(2.55:1)が採用された。このアスペクト比が採用されるのは、『眠れる森の美女』以来とのことだ。
「自分だったらこういう作品を望んでいる、といったものが人それぞれあると思います。でも、世界中の人々が何を望んでいるのかを推測することはできないことに気づきました。私たちはディズニー映画のこれまでの歩みと、スタジオの未来を感じられる作品を目指すべきだと、気持ちを切り替え、ディズニー映画から私たちは、希望、勇気、想像力の大切さを受け取ってきました。それを映画に込めたいと考えました」(ファウン)
「ただオマージュを捧げるだけのものにはしたくない。レガシーを享受しながら、今の時代に合った映画を作りたいと思いました。この映画を観た人たちに、古典的なディズニー映画のようでありながら、新鮮で現代的なものだと感じてもらうことでした」(クリス)
「作品に着手した時、100周年ということもあり、これまでのディズニー・アニメーション作品のすべての写真を壁に貼ってみました。そこで、多くのキャラクターが星に願いを込めているという共通点に気が付いたんです。僕たちは『これだ!』と思いました。キャラクターが星に願いをかけて、その星が降りてくる、というアイデアを思いついた時、プレッシャーは、新しいオリジナルの映画を作る興奮に変わりました」(クリス)
原作のないおとぎ話を新たに生み出すことは「難しいことでしたが、楽しい挑戦でした」(ファウン)と言って、両監督は目を合わせた。「タイムレスでありタイムリーな物語にしたいと思いました。ただ星に願いましょう、と言いたいのではなく、そのために自分ら成長する勇気を持ち、周りの人たちに良い影響を与えるキャラクターを描きたいと思いました」(ファウン)
18歳の時にフロリダのディズニー・アニメーション・スタジオで自分と同じタイ出身のアーティストが働いていることを知り、アニメーションの道を志したというファウン監督は「アーシャというキャラクターを作り上げる上で、自分自身の願いを思い出す瞬間が多々ありました。若い頃、私もディズニー・アニメーションで仕事をしたいと思っていて、不可能にも思えたけど、ある時その夢を追う勇気を持てるようになったんです。なぜ人が夢を追い続けられるのか、その力はどこから来るのか。それをアーシャというキャラクターに込めました」と思い入れたっぷりに話していた。
物語を伝える手法としてのアニメーションにも、スタジオが100年の間に築き上げてきた成果やレガシーへの愛と敬意が込められている。「ウォルト・ディズニーは常に限界を押し広げ続けていきました。『ウィッシュ』では、彼のレガシーと最新技術と融合させることにも取り組みました」(クリス)
『ウィッシュ』は、全編がデジタルCGで描かれているのだが、まるで手描きの水彩画のようなアーティストの筆圧や揺らぎを感じられる線と色で構成され、まるで絵本の中に入り込んだような感覚を与える。
「水彩画は、『ピノキオ』や『眠れる森の美女』などスタジオ初期の作品の背景で使われていましたが、水彩のタッチや紙の質感をキャラクターに与えることまではできませんでした。しかし、今のデジタル技術があれば、キャラクターに水彩のようなテクスチャを加えることができます、昔だったら絶対できないようなカメラワークもできるようになりました。あたかも絵本を読んでいるような感覚、その世界が動いているような感覚にしたいと思ったので、2Dの画と3Dのキャラクターを組み合わせてほかに類をみないルックを作り上げました」(クリス)
なお、本作では通常のシネマスコープ(2.39:1)よりもさらにワイドなアスペクト比(2.55:1)が採用された。このアスペクト比が採用されるのは、『眠れる森の美女』以来とのことだ。
このニュースの流れをチェック
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2023/12/24