第36回を迎えた東京国際映画祭が23日、都内(日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区)で開幕。レッドカーペットには国内外からは205人のゲストと、国内外のマスコミと観客あわせて500人以上が集まり、大いに盛り上がりを見せた。レッドカーペットの終点・東京宝塚劇場では、オープニングセレモニーが開催された。 オープニングアクトとして、ヴァイオリニストの川井郁子が率いる五重奏により、「The Last Emperor」と「宇宙戦艦ヤマト」が披露され、今年3月に亡くなった音楽家・坂本龍一さんと同2月に亡くなった漫画家・松本零士を追悼。さらに、『ジョーズ』のテーマ、『サウンド・オブ・ミュージック』からの選曲で、映画祭の幕開けに華を添えた。 来賓として、西村康稔経済産業大臣が登壇し、「若い頃は名画座で1日3本、年間100本ちかく映画を観ていた」と自慢げにあいさつ。岸田文雄内閣総理大臣はビデオメッセージを寄せ、今年6月に日イタリア政府と映画製作に関する協定(日伊映画共同製作協定)を締結したことをアピールした。 今回の特別功労賞を受賞したチャン・イーモウ監督が登壇すると会場からは大きな拍手が沸き起こった。安藤裕康チェアマンから記念のトロフィーを受け取ったチャン・イーモウ監督は、「思い出すと36年前、東京国際映画祭が始まったばかりの時に、主演男優賞を受賞しました。当時はまだ映画監督になっていなかったんです。その18年後、再び東京国際映祭にやってきて、コンペティションの審査員長を務めました。再び18年経って、きょう特別功労賞をいただきました。光陰矢の如し。時間が経つのは早いもので、あっという間に36年経ってしまいました」と奇妙な18年周期に感慨もひとしおの様子。
2023/10/23