Superflyが13日、都内で行われた映画『イチケイのカラス』公開初日舞台あいさつに登壇した。イベントではSuperflyが主題歌「Farewell」のアコースティックバージョンを披露。上映後の余韻が冷めやらぬ会場をしっとりとした雰囲気で包んだ。

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　同作は、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお（竹野内豊）とエリート裁判官・坂間千鶴（黒木華）が“裁判官バディ”を演じたフジテレビ系月9ドラマの劇場版。みちおが、東京地方裁判所第3支部第1刑事部、通称“イチケイ”を去ってから2年後を描く。

　この日は竹野内、黒木、斎藤工、山崎育三郎、田中亮監督が参加。今作でSuperflyとは14年ぶりのタッグとなったという竹野内は「14年前のドラマの打ち上げで駆けつけてくださってスタッフの労を吹き飛ばしてくださって。あれはもう忘れられない思い出」としみじみ。

　歌唱後も竹野内は「感動しますね。本当に、ぜいたくな映画だな、と。越智さんの歌でスケールが力を与えてくださって本当にありがとうございます」と感謝。特に黒木は「坂間の気持ちに寄り添って作ってくださったとうっすらきいて、見たときに胸にくるものがあり感動しました」と伝えた。

　ボーカルの越智志帆は「ラフの映像を見させていだいたんですけど、黒木さんの号泣シーンで曲が流れると聞いて、その涙が美しかったので、その涙を見守るような優しい楽曲が作れたら」とインスパイアされたことを明かした。

　そんな“美しい涙”という称賛に黒木は「そんなことはないんですけど…ありがたい。恥ずかしくて」と照れ笑いしつつ「本当に抱きしめられているような、あったかい気持ちになれましたし。坂間も前を向いているのが込められているようで救われたな」とうれしげに明かした。

　一方で斎藤は「全身から汁という汁が出そう。感極まってしまって…。品位がなくてすいません…」と笑わせつつも感動を表していた。