昨年の大みそかの『RIZIN.40』(さいたまスーパーアリーナ)で、扇久保博正(35)に勝利した堀口恭司(32)が、新団体を設立することを発表した。「本物志向の団体。夢を持った子どもたちを集めていきたい」と目標を掲げ、自身はアドバイザーという立場となり、夏から秋にかけての旗揚げ戦を目指して動く。記者会見に先駆けて、堀口選手はORICON NEWSの独占取材に応じ、今回の狙いをじっくり語ってくれた。
“最強のMade in JAPAN”として日本のみならず、MMAの本場であるアメリカでも大活躍する堀口が、日本のMMAの未来のために動いた。今回の決断に至ったきっかけについて「昔から子どもたちに夢を持たせたいとずっと思っていました。『あの団体で戦いたい』という夢を持ってもらって、勝ち続けることで新しい夢が生まれて、団体も選手も魅力的になる。そういったことを自分の作ったもので完結させたいんです。ゆくゆくはこの団体から世界に飛び立つ選手も出たらうれしいですね」と思いを明かす。
「子どもたちが良くない道に行かないようにしたい。体力を持て余している子どもってたくさんいるけど、目標がなくて頑張る道がわからずに非行に走ってしまう子もいるので、頑張って努力した先に格闘技のリングに上がれるという道を作りたい」
興行に出場するのはプロファイターが中心だが、「アマチュア格闘技やジュニアの試合も入れて、格闘技を始めるきっかけを持ってもらいたい」と格闘技界の入り口を広げることを目指す。さらに「地域貢献もしていきたい。自分の地元の群馬にもファンが多いので、群馬という素晴らしい県と格闘技を同時に盛り上げていければ」と見据える。
RIZINをはじめ既存の国内団体とも「いろいろ話をしています。喧嘩をする気はないですし、仲良くして格闘技をメジャーにするために一丸でやっていきたい」と協力体制を呼びかけている。RIZINの榊原信行CEOには「マネージャーはもう話していて、今回の来日のタイミングで自分からも直接お伝えします」という。
現役選手の団体設立といえば、朝倉未来のBreakingDownが成功している。堀口は「ライト層が入ってくるので、あれはあれでいいところもある」と格闘技への貢献を評価しているが、「試合時間が1分だし、プロの格闘家を目指していない人も多いじゃないですか。でも自分の団体では喧嘩自慢みたいなことはやらず、本物志向をやります。野球やサッカーと並ぶくらいにMMAをジャンルとして確立させたい」と志は非常に高い。
求める選手像は「もちろん、強くて花のある選手。でも、最近の格闘技は口やSNSでバンバン言ってるやつが日の目を浴びていて、自分みたいな喋りが得意じゃない人は注目を集めにくい。自分の団体ではそういう喋りが苦手な人だったり、年齢だけが過ぎちゃったような子にも手を差し伸べたい」と違いを打ち出す。
インタビュー中、堀口の口から何度も「日本のMMAを夢が持てる舞台にしていきたい」という言葉が語られた。その根底には、アメリカを拠点に練習しているからこそ「日本人が海外でナメられている状況も好きじゃない。日本で団体を作って本当に強い選手を発掘したい」と、海外で活躍するパイオニアだからこそ知る日本人の立ち位置の改善も目指す。
去年10月に32歳を迎えた堀口のプロ格闘家のルーツは、2018年に亡くなった山本KID徳郁さんのジム「KRAZY BEE」に18歳で入門したときに始まる。そこからプロキャリアを重ね、自分が入門した当時のKIDさんの年齢と並んだ堀口は「下の世代を育てたいっていう気持ちがわかってきた気がします。たぶんあの頃のKIDさんと同じ気持ちですよね」と記憶の中の師匠を思い出していた。
改めて、KIDさんとの練習の日々を振り返ってもらうと「スパーリング後にアドバイスを聞くんですけど、KIDさんは『いいじゃん。全然いいよ。でもちょっとだけこうした方がいいよ』って、本当にちょっとアドバイスしてくれるだけで『いいじゃん』しか言わないんです。細かく聞くとちゃんと技術論を教えてくれるんですけど、大体は『いいじゃん』『ありがとうございます』みたいな(笑)。でも、それを聞くだけで『大丈夫なんだ』って、すごい自信につながるんですよね」と語ってくれた。
今回の団体の設立も「KIDさんなら『いいじゃん』って言ってくれると思います」と笑顔になり、「しっかり下の子を育てられるように頑張ります。見ててください」と天国のKIDさんに約束した。
※昨年大みそかの扇久保博正戦や、同大会で発表された春の大会で行われる斎藤裕VS平本蓮、朝倉未来VS牛久絢太郎、さらにSNSでお互いに対戦を要求している朝倉海とフアン・アーチュレッタなどについて語ったインタビュー後編は、後日公開。
“最強のMade in JAPAN”として日本のみならず、MMAの本場であるアメリカでも大活躍する堀口が、日本のMMAの未来のために動いた。今回の決断に至ったきっかけについて「昔から子どもたちに夢を持たせたいとずっと思っていました。『あの団体で戦いたい』という夢を持ってもらって、勝ち続けることで新しい夢が生まれて、団体も選手も魅力的になる。そういったことを自分の作ったもので完結させたいんです。ゆくゆくはこの団体から世界に飛び立つ選手も出たらうれしいですね」と思いを明かす。
「子どもたちが良くない道に行かないようにしたい。体力を持て余している子どもってたくさんいるけど、目標がなくて頑張る道がわからずに非行に走ってしまう子もいるので、頑張って努力した先に格闘技のリングに上がれるという道を作りたい」
RIZINをはじめ既存の国内団体とも「いろいろ話をしています。喧嘩をする気はないですし、仲良くして格闘技をメジャーにするために一丸でやっていきたい」と協力体制を呼びかけている。RIZINの榊原信行CEOには「マネージャーはもう話していて、今回の来日のタイミングで自分からも直接お伝えします」という。
現役選手の団体設立といえば、朝倉未来のBreakingDownが成功している。堀口は「ライト層が入ってくるので、あれはあれでいいところもある」と格闘技への貢献を評価しているが、「試合時間が1分だし、プロの格闘家を目指していない人も多いじゃないですか。でも自分の団体では喧嘩自慢みたいなことはやらず、本物志向をやります。野球やサッカーと並ぶくらいにMMAをジャンルとして確立させたい」と志は非常に高い。
求める選手像は「もちろん、強くて花のある選手。でも、最近の格闘技は口やSNSでバンバン言ってるやつが日の目を浴びていて、自分みたいな喋りが得意じゃない人は注目を集めにくい。自分の団体ではそういう喋りが苦手な人だったり、年齢だけが過ぎちゃったような子にも手を差し伸べたい」と違いを打ち出す。
インタビュー中、堀口の口から何度も「日本のMMAを夢が持てる舞台にしていきたい」という言葉が語られた。その根底には、アメリカを拠点に練習しているからこそ「日本人が海外でナメられている状況も好きじゃない。日本で団体を作って本当に強い選手を発掘したい」と、海外で活躍するパイオニアだからこそ知る日本人の立ち位置の改善も目指す。
去年10月に32歳を迎えた堀口のプロ格闘家のルーツは、2018年に亡くなった山本KID徳郁さんのジム「KRAZY BEE」に18歳で入門したときに始まる。そこからプロキャリアを重ね、自分が入門した当時のKIDさんの年齢と並んだ堀口は「下の世代を育てたいっていう気持ちがわかってきた気がします。たぶんあの頃のKIDさんと同じ気持ちですよね」と記憶の中の師匠を思い出していた。
改めて、KIDさんとの練習の日々を振り返ってもらうと「スパーリング後にアドバイスを聞くんですけど、KIDさんは『いいじゃん。全然いいよ。でもちょっとだけこうした方がいいよ』って、本当にちょっとアドバイスしてくれるだけで『いいじゃん』しか言わないんです。細かく聞くとちゃんと技術論を教えてくれるんですけど、大体は『いいじゃん』『ありがとうございます』みたいな(笑)。でも、それを聞くだけで『大丈夫なんだ』って、すごい自信につながるんですよね」と語ってくれた。
今回の団体の設立も「KIDさんなら『いいじゃん』って言ってくれると思います」と笑顔になり、「しっかり下の子を育てられるように頑張ります。見ててください」と天国のKIDさんに約束した。
※昨年大みそかの扇久保博正戦や、同大会で発表された春の大会で行われる斎藤裕VS平本蓮、朝倉未来VS牛久絢太郎、さらにSNSでお互いに対戦を要求している朝倉海とフアン・アーチュレッタなどについて語ったインタビュー後編は、後日公開。
このニュースの流れをチェック
- 1. 堀口恭司、新団体設立を発表「若い人の夢のため本物志向で」BreakingDownとは差別化 師匠KIDさんの思いも明かす
- 2. 堀口恭司が語る扇久保戦、セルジオ・ペティス、斎藤裕VS平本蓮、朝倉海、そして師匠・KIDさんとの思い出【独占インタビュー】
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2023/01/06