俳優の阿部寛が26日、都内の劇場で行われた映画『異動辞令は音楽隊!』初日舞台あいさつに登壇。出来上がった本作を初めて見た試写会で、「知らないうちに涙が出ていたのは初めて」と、告白した。
30年間刑事一筋だった成瀬司(阿部)が、ある日突然音楽隊への異動を命じられることから物語は始まる。担当楽器は、ドラム。青天の霹靂に「なんで、俺が…」と納得がいかない劇中の成瀬同様に、阿部も「なんで、俺がドラム…」と思ったそう。
楽器未経験から3ヶ月間の猛特訓で撮影に支障がないくらいドラムの演奏ができるようになった阿部は、「撮影が終わった後、本気でドラムセットを買おうかな、と思いました。置く場所がない、音が出せないということで買っていませんが、いまだに悩んでます」と、今後は趣味・特技としてドラムを続けたいと思っていることを明かしていた。
阿部をはじめ、音楽隊のメンバーを演じるキャストが楽器演奏にも一生懸命取り組む中、脚本も手掛けた内田英治監督は「ずっと後ろめたかったです。阿部さんをはじめ、キャストの皆さんがすごく大変そうで、毎日練習して努力しているのに、自分は何もやっていなくて。自分で脚本を書いておいて、楽器の練習をさせておいてなんですが、ミッション・インポッシブル(遂行不可能な任務)だと思っていた」と、トム・クルーズばりに楽器演奏に真摯(しんし)に取り組んだ阿部たち俳優陣の努力を称えていた。
「好きなシーンがいっぱいある」という阿部が、感涙ポイントとなったのは、刑事に未練たらたらで、音楽隊になじめずにいた成瀬が変わっていく、大事な場面だったそう。「人生何度でも挑戦できる、ステージを変えても生きてける、それは僕らの年齢だけでなく若い人にも言えることだと思う。いま生きづらい思いを抱えながら生きている人も、何かこの映画からヒントが見つかると思う」と呼びかけていた。
舞台あいさつにはほかに、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、モトーラ世理奈が登壇した。
30年間刑事一筋だった成瀬司(阿部)が、ある日突然音楽隊への異動を命じられることから物語は始まる。担当楽器は、ドラム。青天の霹靂に「なんで、俺が…」と納得がいかない劇中の成瀬同様に、阿部も「なんで、俺がドラム…」と思ったそう。
楽器未経験から3ヶ月間の猛特訓で撮影に支障がないくらいドラムの演奏ができるようになった阿部は、「撮影が終わった後、本気でドラムセットを買おうかな、と思いました。置く場所がない、音が出せないということで買っていませんが、いまだに悩んでます」と、今後は趣味・特技としてドラムを続けたいと思っていることを明かしていた。
阿部をはじめ、音楽隊のメンバーを演じるキャストが楽器演奏にも一生懸命取り組む中、脚本も手掛けた内田英治監督は「ずっと後ろめたかったです。阿部さんをはじめ、キャストの皆さんがすごく大変そうで、毎日練習して努力しているのに、自分は何もやっていなくて。自分で脚本を書いておいて、楽器の練習をさせておいてなんですが、ミッション・インポッシブル(遂行不可能な任務)だと思っていた」と、トム・クルーズばりに楽器演奏に真摯(しんし)に取り組んだ阿部たち俳優陣の努力を称えていた。
「好きなシーンがいっぱいある」という阿部が、感涙ポイントとなったのは、刑事に未練たらたらで、音楽隊になじめずにいた成瀬が変わっていく、大事な場面だったそう。「人生何度でも挑戦できる、ステージを変えても生きてける、それは僕らの年齢だけでなく若い人にも言えることだと思う。いま生きづらい思いを抱えながら生きている人も、何かこの映画からヒントが見つかると思う」と呼びかけていた。
舞台あいさつにはほかに、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、モトーラ世理奈が登壇した。
コメントする・見る
2022/08/26