人気グループ・King ＆ Princeの神宮寺勇太が主演し、深夜0時59分から日本テレビで放送されているシンドラ『受付のジョー』。神宮寺演じる営業マンの“ジョー”こと城拓海が、突然“受付嬢”の世界に飛び込み、奮闘する物語。ドラマの見どころとなるのが、西原亜希やトリンドル玲奈、美山加恋、田辺桃子ら“受付嬢”たちとジョーの掛け合い。まるで本物の受付嬢のように完璧な所作やマナー、そしてぱっと画面が華やぐような彼女たちとジョーの制服はどのようなこだわりで作られたのか、プロデューサーの榊原真由子氏に話を聞いた。

――受付嬢たちのマニュアルや業務内容など実際の企業などを参考にしたりしたのでしょうか。

マニュアルや業務内容は、弊社・日本テレビの受付に取材をし、ベースにしています。そこにドラマのオリジナルの要素を付け加えたり、私の友人で保険会社の受付をしている子がいたので、その子にもいろいろ話を聞いて要素を取り入れたりしました。

――第1話では、その所作やマナーがまさしく受付嬢そのものでした。

所作については、ホテルや企業での受付経験のあるマナー講師の先生にお願いし、指導に入っていただきました。クランクイン前に神宮寺さんと受付嬢役の皆さんには先生に座学と所作指導を行っていただきました。撮影にも常に先生に立ち会っていただき、細かい所作や言葉遣いなども気をつけています。

また、本編ではすべてが使われるわけではありませんが、お客さまがいらしてから、最後の「いってらっしゃいませ」まで全ての流れを現場では実際に行っています。台本にある、使われるセリフ部分のみではなく、一連の所作を行うことでキャストの皆さまが実際の所作を体で覚えていってくださったかなと思っております。実際撮影も後半に差し掛かると、毎回先生に確認せずとも、とてもスムーズに所作を行ってくださいました。

――神宮寺さんや女性キャストの受付のコスチュームについてのこだわりがあれば教えてください。

神宮寺さんの受付の制服は、監督・プロデューサー・スタイリストの遠藤さんとでイメージを話し合い、遠藤さんがオリジナルで作ってくれたものです。

受付嬢の仁子（田辺）や熊本（美山）がその制服を見て『コスプレ？』と発するシーンもあるので、目を引くような見た目の制服であること、しかし、コメディチックになり過ぎず、神宮寺さんがかっこよく受付に立てるよう、いい塩梅の制服に仕上がっていると思います。

女性キャストについても、やはりこのドラマは彼女たちが主人公でもあるので、「受付嬢」としての品格や美しさが表現できるような制服にこだわりました。数種類の制服を衣小合わせで皆さん集まってきていただき、バランスも見て決定しました。実際に制服姿の皆さんが受付のセットに立った姿はとても華やかなので、そこにもご注目ください！

――2日放送の第2話では、佐知山チーフから「絶対に私たちの邪魔をしないこと」を条件に許可された、ジョーが受付に立つこととなります。見どころをお願いします。

1話のラスト、受付に立つことを自ら決めたジョー。カッコつけて「受付のジョー」です！と受付嬢たちの前で宣言しました。本好きの真面目なジョーは佐知山チーフにわたされたマニュアルを読み込んで来ているので自信満々。でもその鼻っ柱はすぐにへし折られてしまいます。
落ち込むジョーですが、それでもめげずにぶつかっていく、そのどこか憎めない愛らしさがジョーの持ち味です。2話もさまざまな表情が満載ですのでお楽しみください。お勧めの表情は、受付嬢たちに責められて受付のバックヤードを出ていくジョーがドアを閉める時です！（笑）ぜひチェックしてください。

■第2話あらすじ

自ら用意した受付の制服に身を包み、「受付のジョーです！」と高らかに宣言した城拓海。
受付チーフの佐知山瞳（西原亜希）は「絶対に私たちの邪魔をしないこと」を条件に、城が受付に立つことを許可する。

マニュアルを隅々まで読み込んできた城は自信満々。受付業務をそつなくこなし、その爽やかな立ち振る舞いに、いつも不機嫌な女性客も思わず笑顔に。そんな城が面白くない、受付嬢の家田仁子（田辺桃子）と熊本淑子（美山加恋）。花房カレン（トリンドル玲奈）も「受付の仕事はそんなに甘くない」と城への敵対心をあらわにする。

そんな中、凛燈舎にはS＆R社のスピアーズ会長が来社してくる。企画部が契約を取るベく進めている一大案件の視察のため、来日してきた超VIPだ。受付でもいつもとは異なるシフトで、チーフの佐知山を中心に臨戦態勢を取る。

完璧な対応でスピアーズ会長をお迎えした受付チームだったが、城のとある行動が受付に大ピンチをもたらしてしまう。早速窮地に立たされた「受付のジョー」、一体どうする!?