俳優の平手友梨奈と中村蒼がこのほど、NHK総合の土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』(12月18日・25日 後9:00〜10:13)の合同インタビューに応じ、本作にかけた思いや、共演時のエピソードなどを語ってくれた。
本作の主人公は新人女性騎手・芦原瑞穂(平手)。福島で養老牧場を営んでいた父を震災後に亡くし、その後、中央の競馬学校を卒業、プロデビューするものの成績は上がらず苦しんでいた。そんな瑞穂を迎え入れたのは、地方競馬の鈴田競馬場の緑川厩舎。
そこは、今にもつぶれそうなボロボロの厩舎で、やる気のない調教師の緑川光司(中村蒼)と、頑固で融通の利かないベテラン厩務員たちと、馬には優しいが人には心を閉ざした失声症の若い厩務員がいた。そこは、社会のあぶれものばかりが居るもくずの漂流先と言われ、ほかで使い物にならないと言われる者たちのたまり場だったが、瑞穂のひたむきな情熱が、人生を諦めていた人々の心に火をつけ、廃業寸前の厩舎が桜花賞に挑んでいくストーリー。
これまでは、あまり競馬に親しんでことなかったという2人だが、今作に挑むにあたり役作りで意識してきたことを聞くと、平手は「瑞穂は幼いころからお馬さんと一緒に暮らしてきたので、できるだけずっとお馬さんのそばにいました。時間があれば、自分からお馬さんと触れ合っていました。この作品をきっかけに騎手の方の大変さを少しですが、感じることが出来ました」と、積極的に馬との時間を過ごすことを意識した。
JRA(日本中央競馬会)の職員や騎手とも話をした中村は「みなさんすごく愛にあふれていましたし、優しく教えてくださいました。競馬学校で過ごしている方たちの礼儀や、整理整頓をしっかりされて、いろんな方がお仕事をされて、その結晶がレースにつながっていることを知りました」と、レースが始まるまでの過程を見られたことは、調教師を演じる上でも学ぶべきことが多かったという。
お互いの印象について、平手は「クランクインする前の人柄や人間性が穏やかで、インしてからもそのままでした。お芝居を見ていても、光司さんだなと思いました」と安心して臨めたと話す。
中村も「平手さんは物静かな感じですが、現場ではいろいろなアイデアを提案して、監督たちと向き合って話もしていましたし、演じていて瑞穂の力強さも伝わってきました。この人のために、厩舎を再生しないといけないという気持ちにさせてもらえましたし、平手さんのうちにからくるものがしっかりと届きました」と、平手の役者としての情熱が心に響いてきたと振り返った。
続けて中村は「挫折してもめげない姿は、光司からしたらまぶしすぎて。その姿を見て、それに対する憧れや、こうなりたかったと尊敬する気持ちが出てきました。平手さんが演じた瑞穂は、みんなを鼓舞してくれるたくましさがあり、自然とほかの出演者も引っ張られていきました」と平手が演じたからこそ、周囲に良い影響を与えてくれたとも語った。
初日にバーベキューをするシーンを撮影したこともあり、中村は「楽しかったです。一致団結しているシーンからだったので、みんなで話をしながらスタートできました」と良い雰囲気で始められたという。一方の平手は「この現場は、大先輩の方が多く、すごくいじられてました(笑)」と明かし、和気あいあいとした空気感で撮影ができた。
一方で、大変だったことについて聞かれた平手は「現場にお馬さんがいると安心しました。(馬が入れない)スタジオ撮影の日は、逆に不安でした」と振り返る。昨今、さまざまなメディアミックスもあり、競馬人気は広がりを見せている。中村が話したように、さまざまな人の努力があって、熱いレースを楽しむことができている。その過程を見られるのは、従来の競馬ファンはもちろん、初心者でも楽しめる1本になると期待したい。
本作の主人公は新人女性騎手・芦原瑞穂(平手)。福島で養老牧場を営んでいた父を震災後に亡くし、その後、中央の競馬学校を卒業、プロデビューするものの成績は上がらず苦しんでいた。そんな瑞穂を迎え入れたのは、地方競馬の鈴田競馬場の緑川厩舎。
そこは、今にもつぶれそうなボロボロの厩舎で、やる気のない調教師の緑川光司(中村蒼)と、頑固で融通の利かないベテラン厩務員たちと、馬には優しいが人には心を閉ざした失声症の若い厩務員がいた。そこは、社会のあぶれものばかりが居るもくずの漂流先と言われ、ほかで使い物にならないと言われる者たちのたまり場だったが、瑞穂のひたむきな情熱が、人生を諦めていた人々の心に火をつけ、廃業寸前の厩舎が桜花賞に挑んでいくストーリー。
これまでは、あまり競馬に親しんでことなかったという2人だが、今作に挑むにあたり役作りで意識してきたことを聞くと、平手は「瑞穂は幼いころからお馬さんと一緒に暮らしてきたので、できるだけずっとお馬さんのそばにいました。時間があれば、自分からお馬さんと触れ合っていました。この作品をきっかけに騎手の方の大変さを少しですが、感じることが出来ました」と、積極的に馬との時間を過ごすことを意識した。
JRA(日本中央競馬会)の職員や騎手とも話をした中村は「みなさんすごく愛にあふれていましたし、優しく教えてくださいました。競馬学校で過ごしている方たちの礼儀や、整理整頓をしっかりされて、いろんな方がお仕事をされて、その結晶がレースにつながっていることを知りました」と、レースが始まるまでの過程を見られたことは、調教師を演じる上でも学ぶべきことが多かったという。
お互いの印象について、平手は「クランクインする前の人柄や人間性が穏やかで、インしてからもそのままでした。お芝居を見ていても、光司さんだなと思いました」と安心して臨めたと話す。
中村も「平手さんは物静かな感じですが、現場ではいろいろなアイデアを提案して、監督たちと向き合って話もしていましたし、演じていて瑞穂の力強さも伝わってきました。この人のために、厩舎を再生しないといけないという気持ちにさせてもらえましたし、平手さんのうちにからくるものがしっかりと届きました」と、平手の役者としての情熱が心に響いてきたと振り返った。
続けて中村は「挫折してもめげない姿は、光司からしたらまぶしすぎて。その姿を見て、それに対する憧れや、こうなりたかったと尊敬する気持ちが出てきました。平手さんが演じた瑞穂は、みんなを鼓舞してくれるたくましさがあり、自然とほかの出演者も引っ張られていきました」と平手が演じたからこそ、周囲に良い影響を与えてくれたとも語った。
初日にバーベキューをするシーンを撮影したこともあり、中村は「楽しかったです。一致団結しているシーンからだったので、みんなで話をしながらスタートできました」と良い雰囲気で始められたという。一方の平手は「この現場は、大先輩の方が多く、すごくいじられてました(笑)」と明かし、和気あいあいとした空気感で撮影ができた。
一方で、大変だったことについて聞かれた平手は「現場にお馬さんがいると安心しました。(馬が入れない)スタジオ撮影の日は、逆に不安でした」と振り返る。昨今、さまざまなメディアミックスもあり、競馬人気は広がりを見せている。中村が話したように、さまざまな人の努力があって、熱いレースを楽しむことができている。その過程を見られるのは、従来の競馬ファンはもちろん、初心者でも楽しめる1本になると期待したい。
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2021/12/15