“若手映像クリエイターの登竜門”として2004年に埼玉県川口市でスタートした「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」が、9月25日よりオンライン配信で開催。最終日の10月3日、YouTube Liveでのオンライン授賞式にて、グランプリをはじめとする国際コンペティション、国内コンペティションの各賞が発表された。 国際コンペティションでは、地中海の島国マルタで先祖代々伝統的な漁を続けてきた男が、船の破損をきっかけに漁師の仕事を捨てるか逡巡する姿を描いた人間ドラマ『ルッツ』(アレックス・カミレーリ監督/英題:Luzzu)がグランプリを受賞。審査委員長の竹中直人(俳優、映画監督)は「監督の眼差しが、ねちっこくなく、クールでいて熱い。もうやんなっちゃうくらいにすごかった。最高の映画でした」と激賞し、マルタ製作の映画としては同映画祭初ノミネートとともに初の受賞となった。
2021/10/04