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『サマー・オブ・ソウル』クエストラブ監督、50年ぶりに蘇った映像は「正直、完璧に近い」

 50年間封印されていたブラック・ミュージックの革命的祭典がドキュメンタリー映画としてよみがえる、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』(8月27日公開)。本記事で紹介するのは、監督のクエストラブが本作製作の経緯や当時の時代背景について明かす特別映像。

映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』8月27日公開 (C) 2021 20th Century Studios. All rights reserved.

映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』8月27日公開 (C) 2021 20th Century Studios. All rights reserved.

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 「ウッドストック・フェスティバル」と同じ夏、ニューヨークで30万人を集めたもう一つの大規模フェスがあった。1969年6月29日から8月24日までの日曜に6回行われた「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」。若きスティーヴィー・ワンダーB.B.キング、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルズ、当時人気絶頂のスライ&ザ・ファミリー・ストーンなど、全米ヒットチャートを席巻していたブラック・ミュージックのスターが集結していたにもかかわらず、その存在は約50年もの間、封印されていた。

 クエストラブ自身、この映像の存在を知ったときは「驚いたね」と明かすほど、歴史から抹消されていたハーレム・カルチュラル・フェスティバル。この幻のフェスを記録した47巻にも及ぶ膨大な量の映像は50年の時を超え、クエストラブの手によってフィルムの1コマ1コマが修復された。「蘇った映像は正直、完璧に近かった」とクエストラブが認めるほど鮮やかに生まれ変わった映像とサウンドは、観るものを驚かせ、1969年当時のフェス会場へと誘ってくれる。

 さらに、同映像には実際にフェスに参加していた当事者の証言も収録。「クレイジーな時代だった。心に寄り添うものが必要だった。音楽がね」と印象的なせりふを残しているのは、フェスティバス参加者のバーバラ・ブラント=アコスタ。映像内でも明かされる通り、激動の時代だった1969年当時を生きる彼らにとって、いかにこのフェスが救いであったかが伺える貴重なものとなっている。

 当時、わずか4歳でフェスに参加していたムサ・ジャクソンは、幼い頃の記憶を振り返り、フェスについてを「コンクリートの地面から生えた1本のバラ」と表現。子どもながらに、このフェスが意味する希望や喜び、そして本当の自由を感じ取っていたことが伺える。それを証明するかのように、会場に詰めかけた人々は全員が笑顔で“今”を楽しみ、喜びを爆発させているようだ。

 クエストラブは映像内で、このフェスを行った事で最終的に伝わっていったメッセージを「“黒は美しい”ということ」と明かしている。Black Lives Matterをはじめ、2021年の今も続く社会情勢に強くメッセージを訴えかけながらも、厳しい現状を嘆くだけではなく、それを上回るエネルギーとパワーに溢れ、前を向く勇気をもらえる作品となっている。

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  1. 1. 『サマー・オブ・ソウル』クエストラブ監督のコメント付き特別映像
  2. 2. 『サマー・オブ・ソウル』50年前の幻のパフォーマンスがポスターに
  3. 3. 『サマー・オブ・ソウル』クエストラブ監督、50年ぶりに蘇った映像は「正直、完璧に近い」
  4. 4. 『サマー・オブ・ソウル』1969年当時のファッション・カルチャーも見どころ

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